Episode.19 ページ22
Nishijima side...
この前の打ち合わせで出た話を早速だけど、Aにしてみた。
他のアーティストとコラボをするという話があって、俺はazusaとやりたい、と。
「Nissyと、azusaのコラボ……ってことですよね？」
「うん。そう」
頭の中で反芻するように、彼女が俺の言ったことを繰り返す。まだマネージャーにすら、通していない話。こんなに急に言われて、すぐに返事がくるとは俺ももちろん考えてない。スケジュールのことだってあるし……。
「……やりたいです！」
俺の言葉に被せるようにして発せられた言葉。伏せていた顔を上げれば、テーブルに乗り出さんばかりの体勢の彼女と。その真っ直ぐな瞳と目が合った。
「本当に？」
「はい、私で良ければ是非とも！やりたいです！やらせてください！」
その決意に満ちた瞳も、想いも。昔とちっとも変わらないなと思う。それは、一点の曇りもない澄んだもので。
「よっしゃ〜！コラボの話がでたとき、俺さ、絶対Aとやりたいって思ったの！めちゃ嬉しい！」
早々に決まって、嬉しさが募る。明日にでもマネージャーに正式に通してもらおう。そうと決まったら、やっぱり、もっと仲良くなりたい訳で。
「……ねぇ、敬語、忘れてない？」
「えっ、あっ……」
きっと、仕事の話だから自然に口から出ていた敬語を指摘する。これから長い付き合いにしたいから。そう思ったら、仕事の話も対等に、敬語なしでしたかった。
「コラボやるなら、尚更仲良くなっておきたいじゃん？だから仕事の話でも敬語は禁止でーす」
「……わかりまし……」
「敬語」
「……わかった」
渋々うなづいた彼女に、よしと頷く。
そうと決まれば、早速親睦を深めようと仕事の話から他愛のない話まで、尽きない話をしていた。
「じゃあ、明日にでもマネージャーに話通すから。よろしくな？」
「うん」
気づけば数時間が経っていて。お店を出て彼女をマンション前まで送る。またな！と手を振って車を走らせる。BGMは、さっき貰ったばかりの、まだ未発表の新曲の音源。
「ふふ、やっぱ俺、azusa好きだわ」
今日話しただけで軽くだけどイメージは出来上がっている。急に持ちかけられた話でここまで膨らませられるのは流石だと思った。
続く (更新停止中)
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えのる - すごく面白かったです！君の夢は、私の夢。っていう小説も最高でした！しかも、BIGMAMAの歌に合わせてたなんてっ！私、BIGMAMAライブに行くぐらい好きなんです。なのですごく嬉しかったし面白かったです。これからも頑張ってください！ (2018年1月25日 17時) (
レス) id: ca6dcaadae (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - お話最高です！！無理せずゆっくり頑張ってください！！応援してます！ (2018年1月24日 20時) (レス) id: 63443bc164 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 心那さん» いつもありがとうございます。遅くなり申し訳ございません。とても嬉しいかぎりです。これからもよろしくお願い致します。 (2017年12月29日 2時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
心那(プロフ) - 私も久しぶりのコメントです。最近更新されてないなぁーとは思っていましたが、占ツクの更新お知らせがきてアオイさんで、めっちゃ嬉しかったです！お忙しかったり、別の事をしてたり色々ありますよね…全然良いです！やめないでいてくれれば！いつまでも待ちます！ (2017年9月27日 17時) (レス) id: 1aefb432d8 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - あーの。さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！ご期待にそえるようがんばりますね！ (2017年8月18日 0時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ | 作成日時：2017年8月9日 22時
