Episode.11 ページ12
「に、西島さん…私、あのっ、恐れ多いんですけど、私…西島さんにお会いしたいですっ！」
言い切って暫くの間、沈黙。
ああ、いきなり過ぎたかな。言わなければ良かったかな…なんて思えば。
『…マジ？え、Aちゃん、それ本当に？』
少しの間のあと、驚いたような声が返ってくる。
「え、あっと…はい、私、ずっと西島さんにお会いしたくて…西島さんさえ良ければ、その…」
『よし！Aちゃん、今度一緒にご飯行かない？』
どもりながら言えば、重なるように西島さんからのお誘いがかかった。
「え…」
『俺もね、ずーっとAちゃんに会いたかったの。良かったら俺とご飯行ってくれない？』
それはそれは優しい声だった。
西島さんからのお誘いに喜んでと返して。
隣に居る千晃先輩と笑いあった。
『よっしゃ！…あ、ごめんこれ独り言ね(笑)…じゃあ千晃…今隣にいるよね？俺の連絡先、Aちゃんに教えて〜」
「ていうか、にっしー今から来れないの？」
いままで黙っていた千晃先輩が口を開く。
電話してる暇あるなら来ればいいじゃんって言う千晃先輩。
いや、あの、それは私の心の準備が間に合いません…！
『ああ…行きたいのは山々なんだけど、ソロの仕事が立て込んでて無理かな』
「そ、じゃあいい」
タイミングが良いのか悪いのか、遠くの方から西島さんを呼ぶ声がする。
やっぱり忙しいんだなって、思った。
『あ、呼ばれた。ごめん、そろそろ戻るわ』
「はいはーい」
「あ、西島さん！…お仕事頑張ってくださいね」
『ん、Aちゃんに言われたら俺頑張れるわ！じゃあ。また！』
ぶつりと切れた通話。
どうだった？って聞いくる先輩に、ドキドキしました…！と返す。
でも、成り行きだったけど…私、西島さんとご飯行く約束をしてしまった。
「ご飯行く日決まったら教えなさいよ〜」
「え、」
「デート服、考えてあげる」
「いや、デートなんてそんなもんじゃないですから！」
「でも、かわいいって思われたいでしょ？にっしーにさ」
そりゃ可愛く見られたいか、そうじゃないかと聞かれたら誰だって前者な訳で。
にっしー好みにしてあげる〜なんて言ってる先輩。
まだどうなるか分からないけど、まだ見ぬ予定が少し楽しみになった。
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えのる - すごく面白かったです！君の夢は、私の夢。っていう小説も最高でした！しかも、BIGMAMAの歌に合わせてたなんてっ！私、BIGMAMAライブに行くぐらい好きなんです。なのですごく嬉しかったし面白かったです。これからも頑張ってください！ (2018年1月25日 17時) (
レス) id: ca6dcaadae (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - お話最高です！！無理せずゆっくり頑張ってください！！応援してます！ (2018年1月24日 20時) (レス) id: 63443bc164 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 心那さん» いつもありがとうございます。遅くなり申し訳ございません。とても嬉しいかぎりです。これからもよろしくお願い致します。 (2017年12月29日 2時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
心那(プロフ) - 私も久しぶりのコメントです。最近更新されてないなぁーとは思っていましたが、占ツクの更新お知らせがきてアオイさんで、めっちゃ嬉しかったです！お忙しかったり、別の事をしてたり色々ありますよね…全然良いです！やめないでいてくれれば！いつまでも待ちます！ (2017年9月27日 17時) (レス) id: 1aefb432d8 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - あーの。さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！ご期待にそえるようがんばりますね！ (2017年8月18日 0時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ | 作成日時：2017年8月9日 22時
