検索窓
今日:11 hit、昨日:10 hit、合計:476,987 hit

新しい挑戦 ページ41

「葵郁ちゃん!!」



今日はたかくん、直也くん、真司郎、ちー姉、私と不思議なメンツ5人での雑誌撮影。鼻息荒く私の名前を呼んだのはマネージャーの小川ちゃん。



「ドラマ、出てみない?」

「うぇ?」



小川ちゃんからの言葉に驚いて、思わず変な声が出た。それは挑戦していなかった演技のお仕事。正直にいえば、



「やってみたい」

「そう言ってくれると思った!」



じゃあ、受けるって返しとくね!と携帯片手にスタジオを出ていった小川ちゃん。その背中を見送って、みんながワッと騒ぎだす。



「葵郁、やったじゃねぇか!」

「直也くん、ありがと〜」

「新しい挑戦やな!」

「葵郁ならきっと上手くできる!」



ワシャワシャと髪を乱してくるのは直也くんで。応援してくれるのは真司郎とちー姉。



「うわ〜緊張する」

「そういえばどこの局?来期だよね?」

「あ、それ聞くの忘れてた(笑)」

「おい(笑)」



大事なところを聞くの忘れてたやと笑う。あとで聞かなきゃなと思えば、ニコニコしたたかくんが私の肩に手を置いた。



「来期の月9だよ」

「え」

「とある男を一途に想う女の子役」



あ、そうなんだと納得。……いやいや。



「何でたかくんが知ってるの?」

「さー何ででしょう」

「……もしかして?」



考えつくのは一つしかない。



「俺も出るから♪」



やっぱり。



「え、たかくんも?」

「うん、そう」

「同じドラマ?」

「ちょっと前に話しもらって。葵郁も一緒になるかもって聞いた」



ニコニコしてるたかくん。ちなみに話を聞けば、私の役はたかくん演じるひとりの男性を、その人に彼女が出来ても一途にずっと想い続ける切ない役。



「にっしーもドラマ久々じゃない?」

「そうなんだよ〜嬉しすぎるわ」

「しかも葵郁と一緒とか、ずるいわ」

「へへーん、俺と葵郁の仲だもんねー」

「うわ、にっしーうざっ」

「……西子泣いちゃう!(笑)」



そんなみんなの話を聞きながらもちょっとワクワク。演技に関しては、たかくんの方がずっと先輩だから。色々刺激になるだろう。



「大先輩、ご指導お願いします!笑」

「おう、任せとけ」









-

いつ恋、です。

主人公ちゃんの役は朝陽くんの後輩的な。
朝陽くんを一途にずーっと想っていただきます。ただ朝陽くんは音ちゃん一筋なのでアウトオブ眼中という、とてもとても切ない役。

風邪っぴきの青→←みんなのwhite girl



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (217 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
402人がお気に入り
設定タグ:AAA , 西島隆弘   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アオイ | 作成日時:2016年10月28日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。