富士急野外live ページ38
「イェー!!」
シルバーウィークど真ん中。富士急ハイランド野外スペシャルライブです!
「今日も雨の心配はありません!」
「ありません!!」
「いやあっちの方とか曇っとるけど(笑)」
「ありませんったらありません!(笑)」
リハは雨ザーザーで大変だったけどね。ちょうど秋雨前線停滞してる頃だから、お天気は微妙で。今日も辛うじて保ってる感じだけど。この際降らなきゃいいよね、なんて。
「葵郁っていう晴れ女が居るから降らねぇよ〜」
「え、葵郁晴れ女なの?」
「え、わかんない(笑)」
急に振られた話に笑いながら返す。
「でもさでもさ、前に土砂降りの予報の日、外ロケで、それまで雨降ってたのに葵郁外出た瞬間晴れたときあったことない?」
「「あ〜!あったかも!」」
「それから、葵郁は晴れ女だと俺思ってる」
「じゃあ、いま晴れてるのは葵郁のおかげということで(笑)」
「違うよ〜私ひとりじゃないです!みんなのおかげだと私は思ってます!笑」
うわ、葵郁がイイトコ持ってった!って茶化されるのを笑って流す。あはは、今日も楽しいです!
「さみーな!」
「え、さむい?」
「俺はあちーわ!」
今日もとてもとても自由なMCの始まり。いま、ステージにはたかくんとみさ姉と私の3人。
「だって、にっしー首まであたためてるから」
「うん」
「宇野ちゃんは寒くないの?」
「私は寒くないよ、透けてるけどね(笑)」
「うん、透けてるね」
「私はもう……暑くて脱ぎたいかもしれない」
「脱いじゃいなよ」
なんて、ごく普通の会話をしてるのになんか笑いが込み上げてきて。そこでタイミングよく出てきた真ちゃん。
「え?」
「え?」
「え?」
何この掛け合い(笑)って爆笑してれば、たかくんが私に振ってくる。
「葵郁は寒くないの?」
「私はちょっと寒いかも」
肩がガッツリ開いてるオフショルの半袖にショートパンツの私だから、歌って踊ってるときは良くてもこういうMCのときとか。風が地味に肌寒かったりして。
「確かに葵郁が女子メンなかで一番寒そうやな」
ちょっと考える仕草をしたたかくんがいきなり近くに寄ってきて。
「そしたら俺の上着あげる」
「わ!?」
着ていた上着を肩にかけられてくっつかれる。
「あ〜!にっしーなにしとんねん!!」
「ほら、與も葵郁あっためて!」
結局直也くんが出てくるまでたかじろにくっつかれました(笑)
402人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アオイ | 作成日時:2016年10月28日 1時