好きなのは? ページ35
「葵郁!葵郁!チャンネル替えてー」
「ん?」
他メンバーが撮影している空き時間にポーっとテレビを見ていたら、秀くんから声が掛かった。
「あれよ、国民的アニメ」
「ああ、」
ちー姉から、それでわかるの!?って驚かれるけど。わかっちゃうのが私。
「あ、そっか。主題歌」
「そうそう、先月からね」
「いやー、嬉しいよな」
スピーカーから流れてくるのは私たちの曲。なんか照れ臭いなぁ、なんてね。そう思えばニヤけた顔で画面を食い入るように見る秀くんが視界にはいった。
「秀太にやけ過ぎじゃない?」
って、撮影から帰ってきたみさ姉からも突っ込まれてて。いやぁ、だってよ〜って続ける秀くん。
「大好きなこれに!俺たちの曲が使われてるんだぜ!?にやけないわけないだろ!」
って鼻息荒くして言ってる秀くんの目はキラキラしてて。それだけですごい好きって気持ちがわかる。
「は!?おおおおおお!!」
オープニングが終って本編に入ろうとしたところで、もう1人の大好きっ子が雄叫びを上げながらやってきた。
「にっしーうるさい」
「だって!だって!だって!!」
「はいはい、にっしー準備できたなら撮影だって〜葵郁と」
「はぁ!?」
見たい!見たい!って駄々をこねるさまはほんと子供みたいだ(笑)
「にっしー漫画で全部読んでるんでしょ」
「もちの!ろん!」
「じゃあよくね?」
「よくない!!」
「だから西島うるさい」
わめき散らかしてるたかくんを引きずって、撮影ブースまで行くことにした私。葵郁だって好きでしょ!?見ようよ!?って説得にかかってくるけど、私は受け流すことにして。
「もう、後ででも見れるでしょ。いまは仕事だよたかくん」
「……ちぇー」
「ほら、今度のオフに鑑賞会しよ?」
「葵郁ん家な」
渋々仕事モードに入ったたかくんと撮影。かなり順調にいって、すぐに楽屋に戻ることができた。
「えー、やっぱコックがいい」
「いや、ここは剣士だろ」
「船長一択だろ」
「航海士」
「んー剣士」
「船長やな」
楽屋に戻ればなんかみんなで言い合ってて。聞けば、すきなキャラの話。
「俺は、船長!主人公!!」
「葵郁は?」
「んー、船長」
「お?」
「の、兄貴が一番好き」
どうやら、メンバー全員がこれ好きなようです(笑)
:
誰がどれ喋ってるかは想像に任せます(笑)
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隆弘 - 誰が言ってるかどうかわかりやすいように一番最初に西「あ」みたいにして欲しいです (2021年12月30日 23時) (レス) @page50 id: 4c1fa166fb (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ちなつさん» ちなつさん。ありがとうございます!!とても嬉しいです!! (2016年10月27日 18時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 弥生さん» 弥生さん。遅くなり申し訳ございません。ありがとうございます!! (2016年10月27日 18時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2016年10月24日 11時) (レス) id: 0960116b24 (このIDを非表示/違反報告)
弥生 - とっても読みやすくていいです!更新楽しみにしています((((((*'ω'*≡*'ω'*≡*'ω'*))))) (2016年6月20日 2時) (レス) id: a322df72cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオイ | 作成日時:2016年4月20日 8時