私たちは一緒 宇野side ページ32
「葵郁、大丈夫かな」
西島「……」
ライブが終わって、マネージャーの小川ちゃんとリーダー、にっしー、私で葵郁を病院に連れてきた。
診察室から出てきた葵郁は本当に申し訳なさそうな顔をしていて。
浦田「どう…だった?」
小川「声帯ポリープよ」
浦田「じゃあ、」
小川「特に変な病気じゃない。2週間くらい投与薬で様子みてダメだったら摘出の手術するって」
会社戻ってスケジュール調整してくるね、とかけていく小川ちゃん。すれ違いざまに精神面のこともちょっとあるからフォローしてやって、って私達にしか聞こえないように言って。そこ背中を見送って、葵郁と向き直る。
葵郁「ご…め、…しばらく、歌え、ない」
俯いてる葵郁の表情は私からは見えない。でもポタっと床に落ちたそれが物語っていた。
西島「…葵郁」
いままで何も言わずに黙っていたにっしーが口を開いた。葵郁の頭にポンっと手を置く。
西島「自分を責めんじゃねぇ。いまはゆっくり休めよ」
声の使いすぎでなるそれ。葵郁はずっと頑張ってたから、ここでゆっくり休んでという身体からの合図なのかもしれない。
浦田「大丈夫」
「治るよ、絶対」
にっしーの手の上にリーダーも手を重ね、私もその上に重ねる。大丈夫。私たちもフォローはするし、葵郁なら絶対負けない。
西島「葵郁は俺達の後から入ったってので、ずっと俺達の背中を追ってきてくれてたろ?」
葵郁「………ん、」
西島「もうとっくに追いついてるから。俺達並んで歩いてるよ。だから葵郁が立ち止まるなら、俺達も一緒に立ち止まる。それでまた一緒に進むの」
浦田「俺達8人でAAAだから」
「葵郁さ、一番下だからって強がらなくてもいいんだよ?私たちみんなわかってるからさ。もっと頼ってよ」
顔を上げた葵郁はボロボロ泣いていて。それでもにっこりと笑ってて。
「ほら、帰ろ!葵郁はしばらく喋っちゃだめだよ!」
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宇野ちゃんハピバ!!
可愛くて綺麗な宇野ちゃんは憧れです。
そして久々の更新で申し訳ありません……
仕事の超繁忙期がやっと落ち着きました。
それと全く更新してないのにお気に入り、評価が!!嬉しさの極みです。
これからまた少しずつですが更新していきたいと思っています。
あと設定ちょっと増やしました。お話上読まなくても大丈夫ですが。
これからもgood dayをよろしくお願い致します!!
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隆弘 - 誰が言ってるかどうかわかりやすいように一番最初に西「あ」みたいにして欲しいです (2021年12月30日 23時) (レス) @page50 id: 4c1fa166fb (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ちなつさん» ちなつさん。ありがとうございます!!とても嬉しいです!! (2016年10月27日 18時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 弥生さん» 弥生さん。遅くなり申し訳ございません。ありがとうございます!! (2016年10月27日 18時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2016年10月24日 11時) (レス) id: 0960116b24 (このIDを非表示/違反報告)
弥生 - とっても読みやすくていいです!更新楽しみにしています((((((*'ω'*≡*'ω'*≡*'ω'*))))) (2016年6月20日 2時) (レス) id: a322df72cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオイ | 作成日時:2016年4月20日 8時