愛のかたち～の、その後～ (ページ7)

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実は昨日は節分だったから、篤人に鬼の役をしてもらうようにお願いしたら張り切っちゃって。

フサフサの髪の毛をワックスで立てたりなんかしちゃってね。

でも上2人はすぐに篤人だって分かってしまって、本気で怖がるのは篤生だけだったけど、それを覚えてたのかな？

『あはは！確かに鬼だね。昨日相当怖かったんだね、篤生。』
「悪い子はどこだー！」
篤「あー！泣」
『ちょっと、調子に乗らないで。』
「はい。笑」

篤生がこんなだと朝ご飯作れないからね、何とか泣き止んでもらわないと。

その為にはパパにも協力してもらわなくちゃ。

『パパちょっと寝癖直してきて。』
「ん。」

このままだとまずいから、先に篤人に寝癖を直してもらって篤生をお願いした後、私は朝ご飯を作るためにキッチンへ。

「そうだ、結乃。」
結「なぁにー？」
「お誕生日おめでとう。」

そうそう、節分の次の日の今日は結乃にとって特別な1日。

篤人は篤生を抱きながらベビー用ゲージを片付けて、結乃の隣でそう言った。

んふふ、結乃照れてる。

結「ぱぱあいがと(ありがと)ー。」
「どういたしまして。何歳になった？」
結「しゃんしゃーい(さんさーい)！」
「大きくなったな。結乃ぎゅーしよ、ぎゅー。」
結「いいよ。ぎゅーっ！」
理「あー！ずるいー！理桜もー！」

今日は篤人は午後からの練習で、帰ってきたら結乃のお誕生日会。

私も午前中から子供達に手伝ってもらいながら、色々準備しないとね。

そんなバタバタ幸せな、内田家の朝の一コマ。