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【your side】
「……じゃあ、案内する」
『うん』
相変わらず声のトーンが低い。……それに、ずっと下を向いて全然目を合わせてくれない。心なしか、いつもよりも幾分小さく見える背中。彼の手がドアノブに伸びる。かちゃ──。
『……待って』
彼の白い指に手を重ねる。問が振り向いた。
「なんで、外出るんじゃ──」
『なんで今日そんなに機嫌悪いの』
まっすぐに聞いた。誤魔化すのは性に合わないし、たぶんすぐバレる。いつも見透かすように見つめてくる視線は泳いでいて、そっと引っ張るとドアノブにかけた手はすぐに外れた。
「……っ別に、なんでもない、」
『なんでもなくないから聞いてる』
視線がぐらついているのが何よりの証拠だ。問の目が泳ぐのは決まって嘘や隠し事をしている時。わかりやすくて、少し幼い。……問はまだ目を合わせてくれない。触れたままの右手が熱を帯びてくる。頭を撫でられた時より、少し熱い。なんてことを考えてしまって、ぎゅっと目を瞑った。
「……だって」
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鳩麦こおり(プロフ) - 葉華さん» わわ、ほんとですか...！ 嬉しすぎるお言葉...！ ありがとうございます🥰🥰 (1月23日 17時) (
レス) id: e6ac31a148 (このIDを非表示/違反報告)
葉華(プロフ) - 面白くて、続きを読む手が止まりませんでした…！素敵な作品をありがとうございます！ (1月19日 4時) (レス) id: 799c11267c (このIDを非表示/違反報告)
鳩麦こおり(プロフ) - ジルさん» ありがとうございます〜！ ゆるゆる更新ですが完結させられるように頑張りたいと思います💪 (12月31日 22時) (レス) id: e6ac31a148 (このIDを非表示/違反報告)
ジル - 更新頑張ってください！ (12月31日 21時) (レス) @page5 id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳩麦こおり | 作成日時：2023年12月30日 23時
