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【your side】
『え……私がQuizKnockの記事を？』
「うん。Aさんと会ったって話したら、伊沢さんが特集で記事書いてもらえないかって」
──伊沢さんが。その名前に、少しだけ胸が高鳴った。
伊沢さんは、私がクイズを始めるきっかけになった人だ。彼が高校生クイズに出ていた時、私はまだ小学生だった。テレビの中で正解を叫ぶ彼の姿に憧れて、気づけばかれこれ10年くらいはクイズ漬けの生活を送っている。
『私でいいならぜひ』
「ほんと⁉︎ よかったぁ、じゃあ連絡しとく」
目をキラキラさせてスマホを取り出す問。……もう、この距離感にも慣れてきた。
今日はインカレサークルのフリバだ。院生の立場ではあるが、会長から別にいいんじゃないですかね、と言われてから私はずっとこれに参加している。独りになって浮かないかな、とか考えていたけど、そんな心配も問のおかげで必要なくなった。
「そろそろ再開しまーす」
声を上げたのは東大クイ研の会長。今日は東大の教室を借りてクイズをしている。手をかけた早押しボタンは早稲田のともQuizKnockのものともなんとなく違う気がして、不思議に思った。クイズ大会の時もそうだ。──きっと、それぞれ違う歴史を歩んでいるからだろうな、ととりとめもなく思う。
「行きます。──問題」
QuizKnockの記事。どんなことを書けばいいんだろう。──私は、どんなことを書けるかな。
そんなことを考えながら、私は耳の神経を張った。
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鳩麦こおり(プロフ) - 葉華さん» わわ、ほんとですか...！ 嬉しすぎるお言葉...！ ありがとうございます🥰🥰 (1月23日 17時) (
レス) id: e6ac31a148 (このIDを非表示/違反報告)
葉華(プロフ) - 面白くて、続きを読む手が止まりませんでした…！素敵な作品をありがとうございます！ (1月19日 4時) (レス) id: 799c11267c (このIDを非表示/違反報告)
鳩麦こおり(プロフ) - ジルさん» ありがとうございます〜！ ゆるゆる更新ですが完結させられるように頑張りたいと思います💪 (12月31日 22時) (レス) id: e6ac31a148 (このIDを非表示/違反報告)
ジル - 更新頑張ってください！ (12月31日 21時) (レス) @page5 id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳩麦こおり | 作成日時：2023年12月30日 23時
