六話 ページ7
私は、誰かに必要とされないと駄目なんだと思う。親戚には不吉だって言われて、家族も頼れる人もいないから。
「博臣は、私の隣にいてくれる?どこかへ行ったり、死んだりしないよね?」
「無責任な返事はできない。死なないとは言えない。だが、自分の意思で離れることは絶対にないさ」
「よかった....」
私は人の死に敏感だ。
身近な異界士が死んだり、行方不明になったりすると、無性に怖くなる。
博臣が前に死にかけた時は、本当に怖くて、怖くて。秋人くんを、拒絶して、何度も何度も、彼を傷付けたのだ。
『来ないで!博臣に近づかないで!!』
『っ....!あかり、さ』
『博臣をまた、傷付けるの?』
『A、もういいからやめろ』
『でも博臣っ』
『やめるんだ。僕は生きている。Aは一人じゃないよ。怖がらなくていい』
ポンポン、と頭を撫でられたあのぬくもりはまだしっかりと、覚えている。
(秋人くん、ごめんなさい)
(昔の私は、浅はかだった)
+++
色々と変わりました。お気に入り登録や評価ありがとうございます!!
がんばります....(震え)
コメントを下さったレナミン♪さんへ
コメントありがとうございます。とても嬉しいです。すこしでも楽しんでいただけるように更新がんばりますね。ありがとうございました!
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レナミン♪(プロフ) - 続きが気になります!更新がんばってください! (2013年11月13日 1時) (レス) id: 116d01a385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千景 | 作成日時:2013年11月12日 19時