D機関のお酒事情について。

天使の顔した狼さんにご用心（2） ページ9

ぐいっ

どさり

「小鳥遊さん。僕はこれでも男なんです」

『起きてらっしゃったんですか…！？(やばっ)』

「そしてあなたは女性です。その証拠にほら、こうして組み敷かれて、振り解けないじゃないですか」

『あ、の？(怒ってる…？)』

「かわいいという言葉はあなたの方がお似合いだと思いますよ？」

『(顔近い…！)じ、実井さん、一度落ち着きましょう？』

「(むっ)状況が分かってないようですね」

ぎしり

「仕方ない、教えてあげます」

かぷっ

「ひゃっ(耳！？)」

「手取り足取り…ね(ぺろっ)」

『ん、！(びくっ)』

「終わる頃にはもう僕のこと、かわいいなんて言えなくなってますから(にっこり)ふふ、せいぜい可愛く啼いて下さい」

『う、冗談ですよね…？(涙目)』

「(ぞくっ)…小鳥遊さん、僕に対してその反応は逆効果ですよ」

『や、やだ！どいてくださ、』

「ああ、僕今相当酔っ払ってますから。抵抗されたらきっと酷くしてしまうので、気を付けて下さいね」

するり

『まって！あ…っ、』



天使の顔した狼さんにご用心(実井)



「小鳥遊さんこっちむいてください」

『いや、』

「あれ、僕の言うことが聞けないんですか？」

『う…でも、』

甘「あれ、小鳥遊ちゃんどしたの！」

波「…猫耳？(かわいいじゃん)」

「小鳥遊さん？(にっこり)」

『(ひっ)にゃ〜…？』

「ふふ、かわいいですよ〜(まんぞく)」

『(恥ずかしいすぎる…)』


＊＊＊


森島の寝顔が忘れられず、さらに男の子な実井が書きたかっただけです(おい)可愛いって言われるのが嫌いだったらいいな。普段は飄々と流してるけど何かの拍子にスイッチ入ったら相手にきちんと教え込みそう。←今回の場合は散々あちこちかみかみした後、少し酔いが覚めて、場所が場所だったので、なけなしの理性を繋ぎ止め「このまま僕に最後までされるのと、この格好(猫ちゃん)するのどっちがいいですか？(天使の微笑み)」となった次第です(笑)うちでは結城中佐と実井が泣き顔フェチ。ちょっとその後が書いてみたい1話です。

スペースが空いてしまったためちょっと長めになりました。読んで頂いてありがとうございます＊＊

だって必死になってるなんて、格好つかないでしょ？（1）→←天使の顔した狼さんにご用心（1）

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