D機関のお酒事情について。

虫除けスプレーを忘れずに（1） ページ33

※天使の顔した狼さんにご用心の３、４日あとの話。



脱衣所にて



『ふー(お風呂気持ちよかった！)(ほかほか)』

ふきふき

『(いつもよりだいぶ遅くなっちゃったけど、静かでたまにはいいかもしれないなー)』

するり←下着つける

『(この時期は暑くも寒くもなくて、お風呂上りも過ごしやすくて好き)』

ガラッ

「あれ？」

『ん？』

「なんだ小鳥遊ちゃん、入ってたの(にこにこ)」

『え、鍵…(硬直)』

「灯りついてるけど鍵が開いてたから、誰かが消し忘れたんだと思って開けちゃったよ〜」

『い』

ばばっ←タオルで隠す

『や(がっ)むぐ…っ！』

「しーっ、叫ばないで。もう遅いし、皆んな寝てるからさ(小声)」

『んむ…っん〜！！(おっしゃる通りですが私半裸なんですけど！！離れて下さい、お願いしますっっ)』

「(あらら、顔真っ赤)びっくりさせちゃってごめんね、いま出てくから大声出さないって約束してくれる？」

『…っ(こくこく)』

「よし、いい子だね」

ぱっ←手を離す

『ぷはっ(窒息するかとっ)すいません、と、取り乱しました(恥ずかしくて死にそう…っ！)』

くるっ

「(あらら、残念。後ろ向いちゃった)…あれ？」

『(ちゃんと鍵かけたよね？！どうして！！？)』

「(じいっ)」

『あ、甘利さん…？(早く出て行って下さい…！)』

「ねえ小鳥遊ちゃん」

つ…

『ひゃっ、(うなじ！？)』

「これ、どうしたの？」

『え、？』

「…”誰の”って言った方がいいかい？」

『だれ、の？……あ！(まさか…っ)』

ぱっ

『(あの時の！？)これは…！』

「いつも髪の毛下ろしてるから気づかなかったよ(…田崎、波多野あたりは後のこと考えそうだし。自己主張が強い三好と神永ならもっと目立つところに残すだろう)」

『えっと(全部消えたと思ったのに…！うなじは見えないからっ)』

「(わざわざこんな所につける、支配欲が強い人物…となると)」



→続く

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