D機関のお酒事情について。

バタフライ・エフェクト（2） ページ31

くしゅんっ

『すびっ(寒い…)』

とことこ

『(お湯使うのもったいないから、体拭いて着替えるだけにしたのが悪かったかな？)』

とことこ

『(なんか頭もぼーっとするし…)』

「おい」

『…(波多野さん)』

「その、さっき悪かったな」

『(ぼー)』

「…あんた大丈夫か」

『？』

「顔色真っ青だぞ」

『っ、(だめだ、くらくらする)』

ふらっ

「！？」

どさり

「(あっぶねー)おい」

ゆさゆさ

『う…』

「(こいつ、すげえ熱…っ)おい、小鳥遊っ」

神「あらら？」

田「どうした」

「急に倒れた、熱があるみてえ」

神「あー、朝から調子悪そうだったもんなー」

「(確かにな…)」

田「福本にいってなにか作ってもらおう」

神「波多野、小鳥遊ちゃん部屋まで運べる？俺だっこしようか？(きらきら)」

「…いや、俺が運ぶ(ひょい)」

すたすた

神「ちぇー、見かけによらず力もちだよなー(ひそっ)」

田「それ、波多野にきかれら投げ飛ばされるぞ」

…

ガチャっ

「(先に薬…か)」

『ゔっ…、ん…』

「(うなされてる？)」

そ…

『(ぱちっ)あれ…？』

「あ、目、覚めたか」

『は、たのさん？(そうだ、私倒れて…)』

「悪いけど勝手に部屋入ったから。で、調子どうなの」

『(なんか、目が回る…けど)だいじょぶ、です…』

「大丈夫じゃねえだろ(さっきよりひどくなってんな。とりあえず)薬、飲めるか？」

『…いらないです(なにも喉通らない気がする)(ふるふる)』

「楽になるから。飲め」

『(ふるふる)』

「…しょうがねぇな」

ぐびっ

『ぼー(なんで波多野さんが飲んでるの…)』

ぎしり

『(え、)』

くい

「(こうするしかねえだろ)」

ちゅ、

『…！』

「…(口、開けろ)」

なで…

『ふ、っ…(ごくん)、こほ…っ』

「…ん、頑張ったな」

なでなで

『はたのさ、ん(涙目)(なに、いまの…っ)』

「…っ(こいつ、なんて顔して…！)」

ぱっ←ベットから降りる

「福本が粥作ってくれてるから、様子みてくる」

『…』

くいっ


→続く

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