タン橙 - 特訓 ページ4
橙さんマイクラ下手なのかわい〜〜って気持ちから生まれました。
最近自分の中でタン橙がアツいです…!!!
———
「あ ゙ぁ ゙〜〜っ!!また勝てなかった……」
そう叫んで崩れ落ちるのはガンマスさん。どうやら、先程のマイクラ人狼の試合で勝てた試合を自分のキャラコンやエイムの精度の低さで水の泡にしてしまったのが悔しいらしい。まあ、その原因は私なんですけども。
「ふーっ、流石にガンマスさん弱すぎません?」
「みなまで言うな……っ!」
「あ、煽りに来たわけじゃないんですよ!ただちょっと提案がありまして…」
「…提案?」
今まで悔しさからか俯いていた顔が上がって見えるようになる。目には少し涙を溜め、きゅっと口を窄めて不満げにする表情は——まあ、なんというか、グッとくるものがある。
そんな胸に込み上げるものを必死に押さえながら「そう、提案」と繰り返してそっとガンマスさんに耳打ちする。
「今夜、私の部屋来てください。キャラコンとかエイムとか教えますよ。」
「っえ!?!?いいんでッ!」
態々耳打ちをしてやったと言うのに大きな声で反応するもんだから、反射的にガンマスさんの口を塞ぐ。
「しーーっ…秘密の特訓ですから、ね?」
「は、はいっ…!」
「…よし、いい子。」
ニコリと微笑んでやって、じゃあまた夜にとその場を後にした。
・・・
夜、ぼんやりと灯った灯りのもと本を読んでガンマスさんを待つ。…なんて、冷静を装っているが、正直読んでる本が1ミリも頭に入ってきてないくらいにはドキドキしている。
——コンコン。控えめなノックオンが部屋に響く。
来た…ッ!
「いらっしゃい、ガンマスさん」
「お邪魔しまーす…と…おお、なかなか綺麗…」
なかなか失礼なこと言ってくれるな、と心のうちで突っ込む。まあ、貴方のために掃除しましたからね…
「じゃあ早速始めましょうか。」
——ポスッ。ガンマスさんの肢体をベットへ沈めると、不思議そうに、心底何も理解していない様子でこちらを見上げてくる。…ここまで鈍いとは。
「ねえ、特訓の前に少し付き合ってくれませんか?」
「へ…?は、…ぇ…?」
頭いっぱいにはてなを浮かべながら言葉にならない言葉を紡ぐ口を塞ぐ。
こんな無防備に部屋へ上がり込んでくるガンマスさんが悪いんだ。そうあまりにも無茶苦茶すぎる責任転嫁を脳内でしつつ、口内を嬲る。
——薄暗い部屋に2人、沈んで行く。
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おとうふさん第二号 - 賞味期限切れの洗剤さん» リクエスト引き受けてくださりありがとうございます!!楽しみにしてますね! (1月10日 18時) (レス) @page14 id: 09300b9193 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限切れの洗剤(プロフ) - おとうふさん第二号さん» 感想&リクエスト有難うございます!突然のデレ期に戸惑う橙さん良いですね…!書かせていただきます! (1月5日 8時) (レス) id: 8b61b6da73 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふさん第二号 - こんにちは、リクエスト失礼します‼橙×白が見たいです。シチュ的には、珍しく白さんから甘えてきてめちゃくちゃ戸惑う橙さん…て感じです。よければお願いします!いくらでも待ちます! (1月3日 3時) (レス) id: 09300b9193 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふさん第二号 - 洗剤さぁ〜ん!!お久しぶりの更新!!待ってましたぁありがとうございますぅ〜〜!美味しいですぅ〜〜(?)あ、更新お疲れ様です!久々に覗いてみたら更新されてて嬉しかったです。やっぱりニヤニヤしちゃいますね、ニチャア (12月31日 3時) (レス) @page13 id: 09300b9193 (このIDを非表示/違反報告)
洗剤 - おとうふさんさん» 今回も感想ありがとうございます!溢れ出る不穏を感じ取ってくださって嬉しいです…!!! (6月16日 16時) (レス) id: b473602c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:賞味期限切れの洗剤 | 作成日時:2022年12月5日 22時