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DAY1 名前 ページ3

*


「み…水菜…ですか?」


戸惑いつつも
黄色のネクタイの男性は尋ねる。


「はい!
水城 の一文字を変えて」


Aは笑顔で
皆分かりきってるであろう説明をする。


「じゃあ、俺たちの自己紹介しますね



俺、たなっちって名前で
畑内では活動させて貰ってます」


そう、にこやかに言ったのは
たれ目の男性。


「お、ようへい先生です」


たなっちに続いて、
黄色のネクタイの男性が手をひらり、と上げてアピールしながら、名前をさらり、と述べる。


「トマトクンです
呼びにくかったら ともたか でも
大丈夫ですよ」


何処か安心する柔らかい声で
眼鏡の男性は優しく笑う。


「え、と、テツヤです」


真ん丸な男性は、右手を軽く上げて、ペコ、と小さく頭を下げた。


「………

わ、分かりました……」


Aは頭の中でぐるぐると
彼らの名前を繰り返しながら
不安そうに頷いた。


「おいら、はじめしゃちょー!」


高身長の男性は
なんとなく周りの雰囲気に合わせて
自己紹介をした。


「はじめくんだね」


Aはコクリ、と頷く。


「ん、俺は、畑でも だいち だから
フツーに今まで通りで大丈夫〜」


Aの友達である男性は
へらり、とAに微笑みかけた。

Aもそれに答えるように
親指をたてて、グッドサインを送った。








「では、改めまして
今日から宜しくお願いします!」


Aは敬礼のような動作と共に
明るい可愛らしい声を響かせた。

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作者名:なすび | 作成日時:2019年8月28日 0時

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