畑を耕すことになりました

DAY4 純粋 ページ6

*


「…ふぃー」


Aが小さく息を吐き
一つ伸びをする。


「結構疲れますね〜」


真ん丸な男性、テツヤが
眉を下げながらも柔らかな癒される笑顔を
Aに向ける。


「そーだねぇ、
畑の動画って長いし、内容濃いから
体力使う〜

でも、見終わって良かった
結構あっという間だったね〜」


テツヤとAで
畑の過去動画を見て勉強していたようだ。

Aはふわりと笑う。


「へへ、そうですよね
疲れるのに、あっという間
……不思議な感覚ですよね

だから惹かれたんですよねぇ」


キラキラとした澄んだ瞳に
畑の皆の笑顔が映る。


「は…？可愛いかよ」


Aは真顔でそう言った後、
癒しだよ可愛い〜！！！、と
テツヤの頭をわしゃわしゃと撫でた。


「ちょ、なんすか」


テツヤは少し顔を赤らめた。


「テツヤくんの企画、新鮮なのが多くてドキドキしながら見れるよ
私、結構好きなんだ」


Aはへらりとだらしなく笑った。








「………ありがとう」


純粋な笑顔がキラキラと光った。

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