[tntm] 綺麗_* ページ26
たなっち視点 - ﾓﾌﾞたな要素有り
「っあ"ぁっ、や…めて、下さいっ！」
最悪だ。
最悪だ。
近道をして帰ろうと、暗い路地裏を歩いていたところ、気味の悪いリスナーさんに捕まってしまった。
どんな神経しているんだろう。
手足が拘束されたと思えば
ナカに冷たい機械をねじこまれた。
激しく動くそれは
吐き気を感じさせるものだった。
「こんなことして、っぁ、う…
な、にに…なるんですかっ！」
言葉を上手く話せない。
最近は油断していた。
前はもう少し警戒心があったのに。
「理由を知ってどうなるの？」
低い声が俺の耳に響いた。
何なんだこのひと。
「…っはぁ？
お、かしいことをしているっていう…っ自、覚はありま、すか？
はや、く…っ、ほどいて」
男を蹴ろうと試みるも
力を入れるとナカのものが動き
ビクッ、と体が反応してしまう。
「…ックソ…」
ツー、と涙が頬を伝う。
何もできない自分が情けない。
「玩具で感じてるなんて、汚いなぁ。汚れてるなぁ？
もっと気持ちよくなりたい？
恋人さんを忘れるくらい
激しいの…あげようか？」
ねっとりとした声に
俺の体を何かがゆっくりとなぞった様な感覚に襲われる。
鳥肌が立つ。
「恋人…？
な、んで…お前が、知って…」
そういおうとした途中に
乱暴にナカのものを抜かれ
激しく突き上げられた。
「っあ"ぁっ！？ぅあ"ぁっ」
痛い。苦しい。
でも、嫌な声しか出なくて…。
辛くて、辛くて
何も見えない、何も聞こえない。
周りの物事全てをシャットダウンし
思考を止めようとした。
でも、遠くの方で声が聞こえ、はっとした。
「…たなっちー！たなっち！」
大好きなひとの声だ。
眩しい光がさしこんだ気分だった。
「ｯﾁ」
その男は小さく舌打ちをした。
強引にモノを抜き去っていってしまった。
追って、問い詰める気力もない。
でも、ただ早く会いたい。
あのひとに。
俺の恋人に。
まだ恐怖で足が震えている。
「トマ…坊」
とても小さな声だった。
でも光は段々と大きくなった。
「…たなっち！？」
目があった。
綺麗な目と。
涙が溢れた。
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ちぃ(プロフ) - はじめまして。そして完結&お誕生日おめでとうございます…！更新されるの毎日ワクワクしながら読ませて頂きました…！全部大好きです！！続編全力でお待ちしております！本日はステキな1日になりますように！ (2019年9月15日 12時) (
レス) id: 855d50c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - いつも楽しみに更新を待ってました(*´ω｀*)そして！お誕生日おめでとうございます！短編集にたなとま多く取り入れようかな…笑 続編待ってます！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: d70a483de9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで更新ありがとうございました！そしてお誕生日おめでとうございます！素敵な一日になりますように…！絶対はじだい小説描きますので！続編を待ってます！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: 0a2930288c (このIDを非表示/違反報告)
なすび - 玉ねぎさん» 素敵なリクありがとうございました！ヤンデレ書くの下手なのですが…喜んでいただけて嬉しいです！また書きますね！これからもどうぞ宜しくお願いします〜！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: c63e5ccc18 (このIDを非表示/違反報告)
なすび - あやさん» 本当ですか！？嬉しいです！はい！ありがとうございます！いつでもお待ちしております！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: c63e5ccc18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすび | 作成日時：2019年7月1日 2時
