[hjdi] 両想い ページ28
だいち視点 _ [kndi]片想い の続き
「…はぁ」
けんすけと行為をした。
まだ記憶が確かではないが、
モヤモヤして気分が悪い。
嫌だった、わけではない。
最終的には自分から求めたのだから。
「…はじめ」
ぎゅ、と自分にかけられていた布団を抱き締める。
けんすけは言った。
俺ははじめに片想いをしている、と。
想いを伝えたことはないが、
多分当たっている。
はじめが俺なんかに想いを寄せる筈がないから。
「はじめ、好きだよ
…好き……だったよ、ごめんなさい」
人差し指で床にハートを描きながら
ぽつり、と呟く。
涙が溢れそうになるのを堪えた。
「…だいち、くん…？」
背後から声が聞こえた。
俺は一瞬思考が停止した。
次に脳が動いたときには
焦りを隠せず、息が上がった。
「それホントに？」
その声の主は俺の近くに立った。
恐る恐る見上げてみる。
…やはり、はじめだった。
「な、何が…？」
無理のある言い逃れだった。
はじめは眉を下げる。
俺の手はじっとりと汗で濡れていた。
「何がって…流石に無理あるんじゃない？
さっき言ってたでしょ
俺のこと好きだったって」
はじめは真っ直ぐ俺の目をみた。
もう言い逃れはできないかな。
はじめの目は
『何いっても無駄だよ』
といっているようで、言い逃れようとする気も失せていた。
「はじめに聞かせるつもりはなかったんだけどなぁ」
わざとらしく笑ってみせた。
はじめはどう思っただろう。
気持ち悪がられただろうか。
はじめは優しいから
俺にふわりと微笑み返してくれた。
「…今は俺のこと好き…？」
予想もしない質問が飛んできた。
ぇ…？、と間抜けな声が漏れる。
それを知って、はじめはどうなる？
ただ更に、俺たちの関係が崩れるだけだ。
「はじめは友達だよ」
ぎゅう、と手を強く握った。
俺はずっとはじめが好き。
でもそれは友達として。
あの想いは俺の勘違い。
はじめにこれ以上嫌われないために
必死に自分に言い聞かせた。
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ちぃ(プロフ) - はじめまして。そして完結&お誕生日おめでとうございます…！更新されるの毎日ワクワクしながら読ませて頂きました…！全部大好きです！！続編全力でお待ちしております！本日はステキな1日になりますように！ (2019年9月15日 12時) (
レス) id: 855d50c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - いつも楽しみに更新を待ってました(*´ω｀*)そして！お誕生日おめでとうございます！短編集にたなとま多く取り入れようかな…笑 続編待ってます！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: d70a483de9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで更新ありがとうございました！そしてお誕生日おめでとうございます！素敵な一日になりますように…！絶対はじだい小説描きますので！続編を待ってます！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: 0a2930288c (このIDを非表示/違反報告)
なすび - 玉ねぎさん» 素敵なリクありがとうございました！ヤンデレ書くの下手なのですが…喜んでいただけて嬉しいです！また書きますね！これからもどうぞ宜しくお願いします〜！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: c63e5ccc18 (このIDを非表示/違反報告)
なすび - あやさん» 本当ですか！？嬉しいです！はい！ありがとうございます！いつでもお待ちしております！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: c63e5ccc18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすび | 作成日時：2019年7月1日 2時
