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だいち side
最近知り合ったAちゃん。いつも病室にいるけど今日はコンビニまで1人で散歩してた。
話せたのが嬉しくて、つい長い時間立ち話をしてしまっていた。
「Aちゃん、かわいいなぁ」
た「だいちくんもそう思ってたか」
「てことはたなっちも?」
た「うん」
「たなっち、Aちゃんのこと、、」
たなっちは静かに頷いた。
多分この気持ちは俺だけじゃないとは薄々気づいていた。
今までじゃん負けで行ってたコンビニのパシリも今ではじゃん勝ち。
みんなAちゃんに会いたいし話したい。その気持ちは俺も一緒。
でも今はその気持ちに蓋をしよう。
たなっち side
だいちくんのおかげで知り合えたAちゃん。
ボブくらいの長さの髪の毛がよく似合う子。
笑う顔がすごく可愛くて、その、、
いや、この気持ちにはまだ蓋をしておこう。
そっか、だいちくんもなのか。
でもきっと、はじめさんも、ようへいくんも、ともたかも、てつぽんもそうなんだろうな。
だ「Aちゃん、、」
「Aちゃんのことホントに好きなんだ」
だ「それはたなっちもでしょ」
だいちくんにはバレバレだけど、負けたくないなぁ。
今日もAちゃんのことを考えてしまうのはもう末期なのかな。
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作者名:まるこ。 x他1人 | 作成日時:2020年5月5日 18時