向日葵。【はじめしゃちょーの畑】 (ページ12)

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？「Aちゃん、、、」

「、、はじめん」

はじめん「その、この前はごめんなさい。Aちゃんのこと何も知らないくせに無神経なこと聞いちゃった。」

「私の方こそ、自分勝手にごめんなさい。何も知らないのは当たり前だよ。」

まだ少し気まづさが残るこの部屋。

でも次第に居心地のいいものに変わる。

やっぱり金髪集団、じゃなくて、はじめしゃちょーの畑のみんなと一緒にいると居心地がいい。

はじめん「今日はAちゃんのためにプレゼントがありまーす！！！」

はじめんが大きな袋から出したのは

千羽鶴。

はじめん「Aちゃんに元気になってもらいたくてメンバーと後輩たちに協力してもらって作りました！！」

気づいた時には私の涙は止まらなくて。

人の優しさに触れたことない私にとってこんな感情は知らない。

ここまで優しくされたら1人になれなくなっちゃうじゃん。

泣き疲れた私は目の前のはじめんのことを忘れて夢の中に落ちていった。

はじめ side

Aちゃんが今まで見たことないくらい大泣きをしている。

千羽鶴でこんなに感動してくれるとは思ってなかった。

泣き疲れたのかいつの間にかAちゃんは寝ていた。

それにしても殺風景なこの部屋。女の子、って感じがあまり感じられない病室。

棚のようなものの隅の方にあった1枚の写真。

文化祭だろうか。写っているのは今と全く変わらない眩しい笑顔でピースをしているAちゃんと、

、、、けんすけ？

けんすけ？！いや、この顔はけんすけに違いない。

もしかしたらけんすけだったらAちゃんのこと分かるかもしれない。

そう思ったら勝手に足はHAPに向かっていた。