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?「だーれだ!!」
「あー、えっと、縄稚さん!!」
縄稚さん「よく分かるよねー!」
「すぐ出てこなくてごめんなさい、、」
縄稚さん「いいのいいの(笑)てかタメでいいよ!」
いつもの流れでタメで話すことになった。そして呼び方も縄稚さんからてつぽんに。
てつぽん「AちゃんはYouTubeとか見る?」
「なんですかそれ」
てつぽん「え!まさかYouTubeの存在も知らない?!」
「流行には疎いから、、」
そっか、と言うてつぽんが私に1つの動画を見せてくれた。
画面の中には大声で騒ぐ、、、
みんな。
「え、てつぽんたち有名人なの、?」
てつぽん「んー、簡単に言うとそうかな?(笑)」
私は気づかないうちに有名人と仲良くなっていたらしい。
正直心配になった。有名人と仲良くしていてこれが誰かにバレたら、なんて考えただけで冷や汗をかきそうになる。
てつぽん「でも有名人だからって気にすることないよ。俺たちが仲良くなりたくて勝手にAちゃんの病室来てるから。これからも仲良くして欲しいな。暇だったら動画見てね(笑)」
てつぽんから教えてもらった、はじめしゃちょーの畑。私もあれくらい楽しい生活してみたいな。
動画を見ながら思わず微笑んでいた。
あれ、いつから私生きようとしてたんだろう。
生きたい。死にたくない。そう思っても私の身体は言うことを聞かないのに。
てつぽんが帰ったあと、久しぶりに大好きだった両親のこととあいつのことを考える。
パパ、ママ。
唯一の友達、一緒にバカやってたあいつ。
「けんすけ、、、元気かな。」
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作者名:まるこ。 x他1人 | 作成日時:2020年5月5日 18時