sunshine -サンシャイン- (ページ20)

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はじめんside

Aの体調は完全に戻って
頑張りすぎないように頑張ってる

アンチのことをアンチと言わず
厳しい意見といって
前向き気に捉えようとしてる。

前よりも自然な笑顔がみてきた。

『はじめくん』

けんすけと一緒にメインの手伝いをしていた
Aが声をかけてくる

は「なーに？」

『私、顔出ししてもいい？』

は「えっ…」

怖いからって言っていたAが
自ら顔出しを志願した。

『きっと色々あるけど
顔を隠してるのって
逃げてるのと一緒何じゃないかって…

もう逃げたくないし、負けたくない。
だから…っ』

無意識にAの頭に手を置き
そのままわしゃわしゃ

は「明日は火曜日だから
明後日。明後日顔出ししよ」

顔が一気に明るくなり
『うんっ！』
と笑ってみせる。

そして夜

2号室の方でメインの編集をしてると
ガチャと玄関があいた
階段から顔をのぞかせると
そこにいるのはAだった。

は「どうしたどうした？」

自然と声が甘くなる

『一緒にて寝てもいい？』

多分これがAにとって
精一杯の『甘え』

は「おいら編集まだ終わってないんよね
どーする？」

『所沢と寝る…』

は「じゃあ待ってて
USBに移し替えてノーパソ持ってそっち行く」

『ん……』

と小さく声を上げて歩いたと思ったら
そのまま所沢にだいぶ。

は「A、膝枕しよっか？」

『………』

返事はなかったけど
もぞもぞやってきて
膝の上に

よくよく考えたら編集できんと思い
所沢の方に正面を向けて
所沢の上にパソコンを置いて作業する。

終わる頃にはAはもう
しっかり寝ていた。

…まつ毛なっが。
Aを抱っこして
所沢にもたれかからせる。

寝室から毛布を持ってきて
かけてあげる。
腕枕して、もう片方の手で
Aを抱きしてる

そのまま俺も眠りに落ちた