Chapter４３ ページ42
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あれから暫く経って、気付けばもう直ぐ夏が到来する。
既にこの蒸し暑さ。きっと今年の夏は、相当暑いんだろうなって思う。
我が家のエアコンは、数日前から既にフル活動している。ありがとうエアコン。君のおかげで今年の夏も乗り切れるよ。
そんな、冷房の効いた快適な部屋で、ちょっと熱い珈琲をソファで飲む至福のひと時を過ごしていると、��ピーンポーン��とインターホンが鳴る。
時刻は20時。
うん、時間ぴったりだ。
玄関に向かい、ハーイと言いながら鍵を開ける。
「熱い〜溶ける〜」
『はじめくん、いらっしゃい。中、冷房効いてるよ』
「わ〜、Aありがと〜！」
そう言ってはじめくんはニコニコ笑いながら慣れたようにリビングへ向かう。
...お、お恥ずかしいかぎりですが、私は��はじめさん��から��はじめくん��に。はじめくんは私の事を呼び捨てに。そして、私は、敬語ではなくなった。
そうなって暫く経つけど、まだまだ、恥ずかしいわけで...。慣れよう、そろそろ、慣れよう私。
先にリビングへ向かった彼は、「ひゃー涼しい！Aも早くおいでー！」、だって。...ぐぅ、可愛い。
...私、ほんと、日に日に、はじめくんが、好きになって、いる。....恥ずかしい。
リビングに行くと、はじめくんは直ぐそこに立ってて、長い腕を横に広げていた。
『....ん？どうしたの？』
「ぎゅー、しよ。汗臭いかもだけど...。おいら、今日編集頑張ったから、ご褒美ちょうだい！」
付き合う前と、今と、変わった事、もう一つ。
はじめくんが、とても、甘えたさんという事。
『仕方ないなぁ、』
仕方ない、とか言いながら、私も嬉しくてたまらなくて、思いっきりはじめくんの身体に抱き付いた。
フワッと香る、香水の匂い。
私はこの匂いが、大好きだ。
「...落ち着くなぁ」
『私も落ち着くよ、ありがとう』
「おいらの方がもっと落ち着けてるよ！あー、幸せだなー」
きちんと言葉に返してくれる、そんなはじめくんが、大好きだ。
「ねぇ、A」
『ん？』
「一緒に、住もう、よ」
キラキラしたその笑顔が大好きだった。
それはきっと、この先もずっと、変わらない。
きっとこの先も、彼にはずっと、ドキドキさせられて。
きっとずっと、幸せ、なんだろう。
私は、笑顔で、頷いた。
はじめくんは、��シリウス��のように、笑った。
fin
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Daaa(プロフ) - 美聖留(ミシェル)さん» 無事に完結することが出来ました、最後までお付き合い下さりありがとうございました！次作も...何か...書けたらいいなぁ....((( (2020年6月28日 11時) (
レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
美聖留(ミシェル) - 面白かったです！！完結おめでとうございます！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2020年6月28日 10時) (レス) id: 6e06f0e7f6 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - So-mei.さん» コメントありがとうございます！！わあああ...嬉しい...読むに読めない作品であったかと思いますが、最後までありがとうございました！次作も書けるように頑張ります！ (2020年6月27日 19時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
So-mei. - 初コメ失礼します…最初から読ませて頂いてて、本当一言一句の言葉遣いが素敵で、心に残りました！またDaaaさんが作品を作ることになったら是非読みたいです！最後に、素敵な作品ありがとうございました！応援しています！ (2020年6月27日 12時) (レス) id: 5021305aba (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - youtubeさん» わああ、そんな嬉しいご感想...本当にありがとうございます！リアルにきっとようへいくんなら背中押すんだろうなぁ...と(泣)何とか完結できて良かったです！ありがとうございました！ (2020年6月26日 21時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daaa | 作成日時：2020年6月12日 15時
