Chapter３７ ページ37
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「はじめくん、ちょっと話しません？」
そう、編集部屋でスマブラをしてたはじめくんを声を掛ける。....声が掠れてしまった。緊張してるのかも、しれない。
はじめくんは何かを察したのか、それとも敢えて察してないよ、と、思わせてるのか、良く分かんないけど、「...あ、はい」と、弱々しい声で返事をした。
因みに俺は別にさっきから編集何てしてない。してるように見えるんだろうけどずっと画面はデスクトップだ。キーボード打ってるようで打ってない。音鳴らしてた、だけ。
ずっと、何話そうか、考えてた。
今日も撮影楽しかったなぁ、何て考えてたら、みんな早速さと帰宅していった。みんな何か用事あるんだって。俺は今日別にゲーム仲間との約束もなかったし、ゆっくり帰ろうか、と思ってたら。はじめくんがスマブラの練習するとかで残ってて。
今しか、ないだろうな、って。
はじめくんがゆっくり此方に来る。
...やっぱこの人、かっこいいよなぁ。身長めちゃくちゃ高いし。筋トレ始めてからガタイもいいし。顔だってイケメン。性格だって花丸。
そりゃ、あいつも。
好きになるの、当たり前だよ。
「はじめくん、気付いてると思うけど、俺、Aのこと、変わらず好きです」
「...あ、は、はい」
「別れてから馬鹿みたいに後悔して。そんな時、またこんな形で再会して。あー、これって運命かもー、なんて、馬鹿みたいなそんな思い、感じちゃって」
きっとまた、その隣を歩ける。
なんて、自信が、あったのかも、ね。
「でも、あいつはね。まだ、俺と付き合ってた頃から、実ははじめくんのこと、ちゃんと知ってて。...知ってて、というか。俺が、動画見せてたから。一緒に、見てたから」
「....、」
「好きなものを共有出来るのって嬉しいじゃないっすか。でも、今じゃそれも後悔。見せんかったら、また、変わってたんかも、しれないから」
あの時、あいつに動画を見せなかったら。
って、思うけど。
きっと、遅かれ早かれ、きっとあいつは、はじめくんの事、見つけるんだろうな、って。
「俺、Aの幼馴染みです。実家が隣同士、子供の頃からの。だから俺、あいつには幸せになってもらわんと、困るんです。それは、はじめくんも一緒です。悔しい、っすけど。ボスが幸せになんなきゃ、俺達、辛いっすから」
はじめくんは、泣きそうになってて。
泣きたいのはこっちだよ、なんて。
サヨナラ、初恋。
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Daaa(プロフ) - 美聖留(ミシェル)さん» 無事に完結することが出来ました、最後までお付き合い下さりありがとうございました！次作も...何か...書けたらいいなぁ....((( (2020年6月28日 11時) (
レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
美聖留(ミシェル) - 面白かったです！！完結おめでとうございます！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2020年6月28日 10時) (レス) id: 6e06f0e7f6 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - So-mei.さん» コメントありがとうございます！！わあああ...嬉しい...読むに読めない作品であったかと思いますが、最後までありがとうございました！次作も書けるように頑張ります！ (2020年6月27日 19時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
So-mei. - 初コメ失礼します…最初から読ませて頂いてて、本当一言一句の言葉遣いが素敵で、心に残りました！またDaaaさんが作品を作ることになったら是非読みたいです！最後に、素敵な作品ありがとうございました！応援しています！ (2020年6月27日 12時) (レス) id: 5021305aba (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - youtubeさん» わああ、そんな嬉しいご感想...本当にありがとうございます！リアルにきっとようへいくんなら背中押すんだろうなぁ...と(泣)何とか完結できて良かったです！ありがとうございました！ (2020年6月26日 21時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daaa | 作成日時：2020年6月12日 15時
