Chapter２４ ページ24
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「Aさん、偶然っすね！あ、良かったらこっち座って下さいな」
『...え、でも、あまり良くないんじゃ、ない？』
清楚な白のブラウスに、黒スキニーで足元はスニーカー。こんなシンプルなファッションなのにスタイルの良いAちゃんにとても似合っていて。
まさか、こんな所で出会うと思ってもみなくて。
つい、見惚れてしまって。
��Aさんの事、気になっちゃってますね？��
たなっちの言葉を思い出して。
ブワッと、全血液が顔に集まった気がした。
「ね、ボス。別に人そんなに居ないし俺達一応キャップ被ってるしいいよね？」
「.....」
『....はじめ、さん？』
「....ふぁい？！？！」
いきなり綺麗な声に名前を呼ばれて変な声が出た。やばい、今完全に意識飛んでた。
「い、いいよ、いいよ。全然人おらんし！」
『確かに、あまり混んでないですね....なら、お言葉に甘えてご一緒させて頂きますね。あ、もし人多くなったら直ぐ退散しますからね』
そう言ってAちゃんはたなっちの隣に座った。
....そっち、座るんだ。
いや、何にへこんでるのおいら。
「Aさん、今日平日なのに珍しいですね」
『あ、うん。この前休日出勤したから、今日振休なんだ』
「へー、そうなんすね。あ、てかそれバニラフラペチーノです？うまそー！」
『良かったら飲む？』
「え、いいんですか！なら、一口、」
「ちょ、ちょっと待って！！！！」
「『？』」
やばい、何で止めた俺？！？！
やばい、たなっちがニヤニヤしておる。
「あー、そうだったねボス。バニラフラペと迷ってたもんね、Aさん、ボスに良かったら飲ませてあげて下さい」
『あ、え、えっと....ど、どうぞ、』
....え。
たなっちには、直ぐ飲む？って聞いてたのに。何で、おいらにはそんな、辿々しい、んです、か。
嫌、なのかな。
チクッと、何かが刺さる。
けど、けど。
「Aちゃんごめんね、いただきます」
Aちゃんが持ってたバニラフラペチーノ。
その持ってる手を、上から被せるように握って、そのまま俺の方に引き寄せて、ストローをくわえる。
バニラの甘さが、口いっぱいに広がる。
Aちゃんは、勿論、驚いてて。
たなっちは、ずっと、ニヤニヤしてて。
あー、かっこわるい。
こんな事、ほんと、かっこわるい。
気付いたら、駄目だ。
駄目だよ、俺。
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Daaa(プロフ) - 美聖留(ミシェル)さん» 無事に完結することが出来ました、最後までお付き合い下さりありがとうございました！次作も...何か...書けたらいいなぁ....((( (2020年6月28日 11時) (
レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
美聖留(ミシェル) - 面白かったです！！完結おめでとうございます！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2020年6月28日 10時) (レス) id: 6e06f0e7f6 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - So-mei.さん» コメントありがとうございます！！わあああ...嬉しい...読むに読めない作品であったかと思いますが、最後までありがとうございました！次作も書けるように頑張ります！ (2020年6月27日 19時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
So-mei. - 初コメ失礼します…最初から読ませて頂いてて、本当一言一句の言葉遣いが素敵で、心に残りました！またDaaaさんが作品を作ることになったら是非読みたいです！最後に、素敵な作品ありがとうございました！応援しています！ (2020年6月27日 12時) (レス) id: 5021305aba (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - youtubeさん» わああ、そんな嬉しいご感想...本当にありがとうございます！リアルにきっとようへいくんなら背中押すんだろうなぁ...と(泣)何とか完結できて良かったです！ありがとうございました！ (2020年6月26日 21時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daaa | 作成日時：2020年6月12日 15時
