Chapter１５ ページ15
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「��はじめ��で、いいです」
真っ直ぐな瞳とぶつかった。
「Aさんには、名前で、呼んで欲しいです」
何が起きてるのか分からなかった。ただ、真っ直ぐな彼の瞳から、目を逸らせずにいた。
『...は、はじめ、さん』
「うん、それで、お願いします」
はじめ、さんは。フフッと笑った。色んな笑い方、するんだなぁって。素敵だなぁ、って。
何だろうな、今日はじめさんにコンビニで声を掛けて、良かったなって、本気で思ってしまった。はじめさんを、知れた気がした。何だか分からない、でも、たったそれだけの事で、知れたような、気がした。
『...あ、なら、えっと.....、良かったらなんですけど』
「ん？」
『私も、名前でいいですよ。それに、私はじめさんより、多分年下だと思うので、』
「......え？」
はじめさんはびっくりしていた。
「....失礼ですが何歳なんですか？」
『26です、ようへいよりいくつか下なんです』
「え、えぇ....凄く大人っぽいし、ようへいくんの幼馴染みさんって聞いてたので、すっかりようへいくんと同い年なのだと.......えっと.....なら、タメでも、い、い？後......A......ちゃん？」
控えめに、私の名を呼ぶはじめさん。
その声が、すとんっ、と、心に落ちてくる。
...う、うわ、私今めちゃくちゃ気持ち悪い事思ったな。心に落ちる、とか.....。でも、本当に。すとんっ、て。落ちた。落ち着く、というか。何だろう、��特別��に、感じた。
『大人っぽくは無いと思いますが......何だか、自分で言っておきながら、恥ずかしいですね...いい大人なのに....でも、何だか嬉しいです。改めまして宜しくお願いします』
「ははっ、こちらこそ、宜しくお願いします」
お待たせしました、と。店員さんが苺ムースケーキと林檎のタルトタタンを運んできた。
....美味しそう、大正解だった。はじめさんが気を遣ってくれて両方注文出来て。あー、ほんとはじめさんには気を遣わせてばっかりだな。
『はじめさん、一口目ははじめさんが頂いて下さい。あ、好きなだけ食べて下さい。私の我儘、聞いてくださったので....』
「んーん、いいよ。Aちゃんが先に、好きなだけお食べ」
そう言ってはじめさんはニコニコしながら、私の方に両方のケーキを置いた。
....ぐぅ、優しい。
ケーキは、2つとも美味しくて。
はじめさんは、ずっとニコニコ笑ってた。
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Daaa(プロフ) - 美聖留(ミシェル)さん» 無事に完結することが出来ました、最後までお付き合い下さりありがとうございました！次作も...何か...書けたらいいなぁ....((( (2020年6月28日 11時) (
レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
美聖留(ミシェル) - 面白かったです！！完結おめでとうございます！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2020年6月28日 10時) (レス) id: 6e06f0e7f6 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - So-mei.さん» コメントありがとうございます！！わあああ...嬉しい...読むに読めない作品であったかと思いますが、最後までありがとうございました！次作も書けるように頑張ります！ (2020年6月27日 19時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
So-mei. - 初コメ失礼します…最初から読ませて頂いてて、本当一言一句の言葉遣いが素敵で、心に残りました！またDaaaさんが作品を作ることになったら是非読みたいです！最後に、素敵な作品ありがとうございました！応援しています！ (2020年6月27日 12時) (レス) id: 5021305aba (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - youtubeさん» わああ、そんな嬉しいご感想...本当にありがとうございます！リアルにきっとようへいくんなら背中押すんだろうなぁ...と(泣)何とか完結できて良かったです！ありがとうございました！ (2020年6月26日 21時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daaa | 作成日時：2020年6月12日 15時
