Chapter１２ ページ12
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「はじめくん、なーにたそがれちゃってんの」
HAPの編集部屋の人を駄目にするクッションの上でうつ伏せになって微動だにしなかったら、だいちくんがケラケラ笑いながらつっこんできた。
うるさいなー、たそがれてないし。
返事するのもめんどくさくて無視してたら、メイン部屋で編集してたたなっちが、「はじめさんは色々と戦ってるんですよ知らんけど」って言うから、どいつもこいつもめんどくせー！って足をジタバタする。
時刻は21時。
今日はともたかが休み。さっきテツヤは帰って行った。たなっちは編集終わらんからと居残り。だいちくんは何でかまだ居る。俺もメインの編集あるから2号室戻らんとだけど。
だけどさ。
「そう言えばたなっち、ようへいくんの例の元カノ？幼馴染み？に出会ったってマジだったん？」
「マジマジですよだいちくん。もうアレはあかん、ようへいくん絶対今の心の中大変」
「...ようへいくんが彼女つくらん理由って、そうなんでしょ？良かったんじゃないの？」
「んー、何か良く分からんのですけど。とりあえずあんまりいい別れ方じゃなかったぽいです。でも今日ご飯行ってますよ多分。いつも以上にジャストドゥーイットがキマってた」
「なんそれ(笑)まぁ、確かに。このまま上手くいくといいね。それで、やっぱり天使だった？」
「天使。だいちくんには絶対会わせられない」
「ひっど(笑)」
何て俺そっちのけてだいちくんとたなっちは、楽しそうにようへいくんと例の幼馴染みさんについて話してる。
...確かにほんとに可愛かったなぁ。何て。そんな事言ったら駄目。駄目なもんは駄目。
あの、綺麗な笑顔が、頭から離れないなんて、そんな事考えたら、駄目。駄目なもんは駄目。
駄目なのに、あの日からずっと、考えてしまう。
これが何なのか分かんない。ただ認めたくないだけなんだろうけど。
ただ、恐らく今日、2人がご飯に行ってるのは、非常にモヤモヤする。
「それで、はじめさんはいつまでたそがれてんですか」
「だーかーらー！たそがれてないっ！」
ガバッと起きて、ぷんぷん怒りながらHAPを出て2号室に向かう。
駄目、今日は寝る。明日早起きして編集する。
仲間が大事。
ただ、それだけ。
「...はじめ、大丈夫かね？」
「だいじょばん、でしょうね」
HAPに残された2人は、ただただ、はじめの消えていく背中を見つめていた。
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Daaa(プロフ) - 美聖留(ミシェル)さん» 無事に完結することが出来ました、最後までお付き合い下さりありがとうございました！次作も...何か...書けたらいいなぁ....((( (2020年6月28日 11時) (
レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
美聖留(ミシェル) - 面白かったです！！完結おめでとうございます！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2020年6月28日 10時) (レス) id: 6e06f0e7f6 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - So-mei.さん» コメントありがとうございます！！わあああ...嬉しい...読むに読めない作品であったかと思いますが、最後までありがとうございました！次作も書けるように頑張ります！ (2020年6月27日 19時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
So-mei. - 初コメ失礼します…最初から読ませて頂いてて、本当一言一句の言葉遣いが素敵で、心に残りました！またDaaaさんが作品を作ることになったら是非読みたいです！最後に、素敵な作品ありがとうございました！応援しています！ (2020年6月27日 12時) (レス) id: 5021305aba (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - youtubeさん» わああ、そんな嬉しいご感想...本当にありがとうございます！リアルにきっとようへいくんなら背中押すんだろうなぁ...と(泣)何とか完結できて良かったです！ありがとうございました！ (2020年6月26日 21時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daaa | 作成日時：2020年6月12日 15時
