Chapter０９ ページ9
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火曜日。
時刻は17時ちょっと前。
今日は畑の撮影は休み。メインもさっきまで全力編集して、今ようやくアップ完了。...何とか間に合った、ギリギリだった。危ない危ない。
今日はどうしても遅れちゃならぬ、予定がある。
普段は適当にしてる髪を、しっかり、念入りに、セット。うん、我ながらいい感じなのでは。
服も、以前企画で買ったお高い服をチョイス。もうだいぶ着てるから見た目ちょっとヨレてるけど...でも今ある服の中ではトップクラスで良い服。これを選ばないわけにはいかない。
真冬だからしっかり防寒、ヒートテックは厚いもの。...あ、でもお店エアコン効きまくってたら、暑いかな。薄いのに変えよ...。
あ...着直したらまた髪が....あぁ....もう1度セット....。
財布と、携帯を持って、あ、待って香水香水。やっぱり男はいい匂いしてなきゃね。モテる男はいい匂いしてるもんね。
時刻は17時30分。
約束の時間は18時。まだ少し早いけど、待ち合わせ場所である東静岡駅に向かった。
今日は、Aさん....もとい、Aちゃんと初めてのご飯の日。(苗字じゃなくてもいいですよ、と言われ恥ずかしながら名前呼びに。そして、ご飯でもいかない？！なんて悪ノリみたいになっちゃったけど、ご飯に誘うと即OK頂いてワクワクなおいらです)
お友達、だもん。
ご飯くらい、行くもん、ね。
ーーー
ーー
駅前に着くと、平日の帰宅ラッシュ時だからか、サラリーマンや学生達がわらわらと群がっていた。
出来るだけ人目につかなそうな柱の裏に立つ。
彼女は、もう駅に着いているようで。
何処に居る？とライン送ろうとすると、「はじめさん」と、久しぶりに聞く澄んだ声が聞こえた。
『こんばんは、お久しぶりです』
「こんばんは、人、多いねやっぱり」
『...すみません、駅、やめておけば良かったですね。...こんなところ、ファンの方に見られたら良くない、ですよね』
しゅん、と、耳が垂れたようになる、Aちゃん。
う....、可愛いの、ですが。
駄目よはじめ！お友達！お友達だから！
「ううん、おいらもいつもこの時間に駅行ったりするよ。それより！ご飯！行きましょうか！」
そう言うと、彼女は顔を上げて、フワッと、笑った。
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にんじん - 号泣してしまいました。素敵なお話をありがとうございました。大好きです。 (2020年12月4日 2時) (
レス) id: 979b35d4d9 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - サメ子さん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けて....とんでもなく...嬉しいです...ありがとうございました！！！ (2020年10月15日 16時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
サメ子 - お疲れ様でした！凄く良いお話でした……(；A；) (2020年10月14日 18時) (レス) id: 03b42f91b7 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - 天夢香さん» コメントありがとうございます！おおお、ド、ドハマリなんて...光栄ですありがとうございます！次回も何か書けたらいいなぁ(遠い目 (2020年7月26日 18時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
天夢香(プロフ) - お疲れ様でした。3話読んだ瞬間どハマりしてしまいました。とても面白かったです！次回の作品も楽しみにしています…♪ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 6c52710f91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daaa | 作成日時：2020年7月5日 9時
