Chapter４７ ページ47
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「こんにちは、はじめしゃちょーです！先ずは1週間もお休み頂いてしまって、申し訳ございませんでした。ご心配お掛けしました。はじめ、元気です！」
久しぶりにカメラの前に座って、動画を撮り始める。
久しぶりと言っても、1週間しか経っていないのに、それが随分と久しぶりな様な気がした。
因みに今日は、スーツを着ている。
「はい、今日はスーツなんですけども。今から少し、大切なお話をしたいと思っております。あ！休止とか、引退とか、何かやらかした！とかではございません。ただ、今日は。絶対スーツって、決めていたので」
ずっと、どうしようか悩んでいた。
でも、俺にとって、きっとこの先の人生の中で最も大切な事だから。
だから、包み隠さず、全てを話す。
そう、決めた。
「今からお話する事は、きっと皆さんにとっては、あまり良いものではなくて。寧ろ、不快にさせてしまうかもしれません。でも、俺にとっては、人生で最も大切な事で、絶対消える事はなくて、おじいちゃんになっても、ずっとずっと、一緒に��生きていく��ものです」
あー、駄目だ。
泣かないって、決めたのに、なぁ。
「....大切な人が、居ます。とっても、好きで、大好きで、愛している人が、居ます。誰よりも優しくて、元気で、真っ直ぐで、気遣いが出来て、笑顔が素敵で、絵がとても、とてもとても上手な、そんな、大好きな人の話を、させて下さい」
彼女は、モノクロームの様な人生だったと言った。
俺にとっては、彼女が、モノクロームの様だった。
黒色の中に、明るい白色。
暗闇の中で光る、輝かしい星達。
「彼女は、��モノクローム��の様に、暗闇の中で光る、とても明るい、星の様な女性でした」
きっと、何処かでこの動画を見た彼女が、��ロマンチストすぎだよ��って、笑うかもしれない。
でも、それでもいいよ。
彼女が、Aが笑ってくれるのなら。
それが1番の、幸せだから。
涙を拭って、カメラを見る。
きっとこれが、��始まり��の、動画だ。
fin
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にんじん - 号泣してしまいました。素敵なお話をありがとうございました。大好きです。 (2020年12月4日 2時) (
レス) id: 979b35d4d9 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - サメ子さん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けて....とんでもなく...嬉しいです...ありがとうございました！！！ (2020年10月15日 16時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
サメ子 - お疲れ様でした！凄く良いお話でした……(；A；) (2020年10月14日 18時) (レス) id: 03b42f91b7 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - 天夢香さん» コメントありがとうございます！おおお、ド、ドハマリなんて...光栄ですありがとうございます！次回も何か書けたらいいなぁ(遠い目 (2020年7月26日 18時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
天夢香(プロフ) - お疲れ様でした。3話読んだ瞬間どハマりしてしまいました。とても面白かったです！次回の作品も楽しみにしています…♪ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 6c52710f91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daaa | 作成日時：2020年7月5日 9時
