【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ47)

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＠shp_love (47) ページ47

終業式が終わり、本格的な夏休みが始まった。

一日中、学校が無いとなれば、やることはただ1つ。
我々だの動画を大量に見ること。ただそれだけだ。

私は夏休みの宿題はそっちのけで、朝から我々だの動画を見まくっていた。

だが、我々だの動画に集中できなかった。

理由は簡単。
ショートピースさんを花火大会にどうやって誘おうかと考えているからだ。

私は動画を１回止め、ネット検索をする。

【花火大会誘い方】

私がそう検索すると、沢山の情報が一気に出てくる。

私はその中でも気になったやつをタップし、内容を読む。
その作業を何回か繰り返し、どうすれば良いかを考えた。

途中から、なんで自分がこんなにも必死に頑張っているのか分からなくなってくる。

1番私が見た中で良さそうだったのが、「ハードルの高いお願いから順番にしていき、最後に自分が本当にして貰いたいお願いを言う」というものだった。

分かりやすくいうと、花火大会に一緒に行こうというお願いよりも、もっとレベルの高いお願いを言い、「それは無理」と言われたところで、すかさず、「花火大会行くのもダメですか？」みたいに聞く。

すると、「まーこれくらいなら」みたいに相手はOKしてくれると言うやつだ。

私が考えた、花火大会よりもハードルが高いお願いは……

「私の家で一緒に夏休みの宿題手伝ってくれませんか？」だ。

私の家でという所が一番重要。
流石に高校生の家は不味いと思ったショートピースさんは、絶対に断るはずだ。

まー高校生と一緒に花火大会行くのも、普通に不味いけど……

私はその案をすぐに実行した。

ショートピースさん宛のDMを開き、さっき私が考えた、ハードルの高いお願いを送信する。

ショートピースさんにDMを送るのはすごく緊張した。
心臓のドキドキがすごくうるさい。
手汗もいつも以上にかくし。

『……花火大会、一緒に行きたいな』

これが最近の私の口癖になっている。