【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ45)

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＠shp_love (45) ページ45

今日は休み明けの月曜日。

といっても、昨日はコネシマさんと結構LINEでやり取りしていたおかげで、ドキドキしっぱなしだった。
だから、ゆっくり休めはしなかった。

でも、今日が終わればゆっくり休めるんだ！！
なんて言ったて、明日から夏休み！！

学生にとって、1番嬉しい行事(？)ではないだろうか。

今は長い長い全校集会。
うだうだ話す校長先生の話を、右耳から左耳に聞き流す。

今の私の頭の中は、夏休みの予定でいっぱいだ。
特に、8月にある「花火大会」についてだ。

花火大会はやっぱり年に1回の一大イベント。

皆は好きな人とか恋人とかと一緒に行くと言っていた。

私もせっかくだからショートピースさんでも誘いたいな〜なんて考えている。

どうやって誘うか。
どうやったら断られないか。

ぐるぐると考えを巡らせた結果、私の頭ん中は、ショートピースさんと花火大会でイチャコラすると言う、妄想しか出てこなかった。

『……別に私は、好き……じゃないよね？』

「なんか言った？」

『あ、や、なんでもない！』

たまたま呟いたことが、隣に立っているクラスメートに聞こえたらしく、少し焦る。

校長先生の長い話が終わり、生徒会長が夏休みの過ごし方の注意点を喋って、全校集会は終わった。

蒸し暑い体育館からやっと出れたことに感激しながら教室へと戻る。

教室に入ったら、また担任の先生が夏休みの過ごし方について話し出す。

今まで何回も夏休みを過ごしてきたんだから、こんなに話さなくても良いのにと正直思う。

帰りのホームルームでは、担任から夏休みの宿題を受け取り、やっとの思いで全ての日程が終わった。

かなりの量の宿題を鞄に詰め、家へ帰る。
自力で宿題やるのキツイな〜なんて思いながら。

他校の人達は、夏ゼミと言うものがあるらしいが、私の学校はない。

私の学校は、進学校ではないし、県立でもないから、そこまで勉強勉強してないのだ。

強いて言うなら、部活動にはだいぶ力を入れてる方だと思う。
私は入ってないけどね……

『ショートピースさん、どうやって誘うかな〜』

額から流れ落ちる汗を拭きながら、必死にいい誘い方を考えた。