【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ37)

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『あの、なんでラーメン屋に？』

赤いのれんをくぐり抜けて店内に入るコネシマさんに続いて、私も中に入る。

コネシマさんは、カウンター席に座りながら答えた。

kn「前にレモンスカッシュあげた時あったやろ。そんときお前がお金返せ言うたから、せっかくならラーメン奢ったろ思って」

私はコネシマさんの隣に座りながら「なるほど」と返した。

そう言えばコネシマさん。前のトンつくの時、ラーメンについて熱く語ってたなと思い出す。

kn「ここの店、豚骨が上手いんやで！」

そのセリフ、大先生にも言ってたっけ。
結構昔の国営放送でコネシマさんと大先生が話していた。

『じゃー私、醤油ラーメンで』

kn「なんでやねん！！」

『アハハハハ！！』

私は昔の国営放送を思い出し、大先生と同じ事を言った。
コネシマさんの反応も、そのまんまだった。

kn「おじさん！！豚骨2つ！！」

「はいよっ！」

最終的には、コネシマさんが豚骨ラーメンを２つ頼んでくれた。

『コネシマさん。我々だについて色々教えてください！おもにショッピ君！！』

私が目を輝かせながらそう言うと、コネシマさんは「そうやな〜」と首を傾げた。

kn「今日あがる動画、ショッピ君めっちゃ活躍しとるで」

『ほんとっ！？』

思わず敬語が外れてしまった。それ程までに私は一気に興奮したのだ。
早く今日の動画が見たくてたまらなくなった。

kn「あとなショッピ君。最近Twitterばり見とるで」

『ほへ〜。意外』

kn「せやろ！なにそんなに見とるんやろな〜」

コネシマさんがそう言った所で、ちょうど豚骨ラーメンが私達の目の前に置かれる。

白い湯気が立ち上り、豚骨ラーメンのいい匂いが鼻を刺激する。

『美味しそう〜！！』

kn「俺のオススメやから、美味しいに決まっとる！」

コネシマさんはそう言うと、美味しそうにラーメンをすすった。

私もスープを一口飲み、ラーメンをすする。
豚骨の味が口いっぱいに拡がって、もう本当に最高だった。

豚骨だからこってりしてて飽きるんだろうなと思ってたが、割とあっさりしていて、何杯でも行けそうなくらいだった。

私とコネシマさんは同時に完食し、一緒に「ごちそうさまでした」と言った。

会計の時、何も言わずにサラッとコネシマさんが払ってくれた姿は、カッコよすぎかよと思ってしまった。

まー元から払ってもらう予定だったが。