【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ27)

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@shp_love (27) ページ27

私が尋ねると、目の前の水島さんは盛大に慌てだした。

「何言っとんねん！コネシマなんて知らんがな！お前アホちゃうか？！」

「あー。コネシマさんなんだな」そう思った。

『毎週金曜日は？』

「……トンつくの日です」

水島さん、元いいコネシマさんは、観念したように私の質問に答えた。

目の前に本物のコネシマさんがいる。
だけどそこまで興奮しなかった。

嬉しい。すっごく嬉しい。
でも、やっぱりショッピ君に会いたい。
その気持ちが私の中では強かった。

ごめんなさい。コネシマさん。と、心の中でコネシマさんに謝る。

kn「お前、俺がコネシマやって、誰にも言うんやないで？」

『もちろん言いませんよ』

kn「お前、冷静やな……」

『私、ショッピ君推しなんで！』

私がそう言うと、コネシマさんはどこかムスッとした表情をした。

kn「そこは嘘でも俺推しやって言うとこやろ！」

コネシマさんは大声で言った。

「水島ー！！うるさいぞー！！」

kn「あ、さーせん！！」

コネシマさんは、さき程の中年男性に怒られ、ペコペコと頭を下げた。

その姿が、普段の我々だみたいで、つい笑ってしまった。

kn「お前、何笑っとんねん」

『いや、コネシマさん、面白いなって』

kn「お前のせいやろ」

コネシマさんは「はよ会議室行くぞ」と、私の腕をつかみ、そのまま会議室まで引っ張って行った。

長袖のワイシャツをまくっているコネシマさん。
まくっているワイシャツから覗くコネシマさんの腕が、ガッチリしていて、筋肉質で、ドキッとしてしまったのは言うまでもない。

というか、今日初めてあったのに、距離が近いな。コネシマさん。

私も私で、我々だのコネシマさんが目の前にいるのに、なぜこんなに冷静なのか……
不思議で仕方なかった。

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コネシマの本名

水島哉太(みずしまかなた)

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