関西のお兄ちゃん達の日常 (ページ8)

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大橋side

やっと休憩の合図が出た。持ちこたえた…
休憩でもう一回薬飲んで一眠りさせてもらったら大丈夫やろ

かばんの中に解熱剤入ってるはず…あったあった！

ポケットに突っ込んで、一息つき食欲もないから栄養ドリンクでも買いに行こうかと思ったその時、背後から声を掛けられた

正「はっすん？どうしたん？」
おもむろにおでこと首を触りはぁ…と溜息をつく
『あ、お、なに？どうしたん？なんかついてる？』
正「いやいや、熱あるやろ？ポケットに入れたのも出してみ、ほら」

観念して解熱剤を取り出してみせる

正「いつからしんどかったんですかー？ちゃんと言いなさい」
『朝…でも、食べ物も食べて薬飲んできてな…』
正「ほんで起きるの遅い丈くんにはばれずに来れたわけか！で？朝熱あったん？」
『測ってないからわからん』

とりあえず、大吾と丈くん、スタッフさんに伝えてくるからって言われてんけど、丈くんに怒られそうで気分が乗らへん

正「なにグズグズ言うてるん？大丈夫やから言うてくるよ」

頭ポンポンして安心させてから行ってくれるあたり、ほんまさすがやなぁーとボーッとした頭で考えていた

丈side

向こうから俺を呼ぶ声がする。正門？なんの用やろか…

正「あ、丈くん大吾、どうもはっすんが熱あるっぽいんですよ。咳はしてないし解熱剤で誤魔化してたから気付きにくかったみたいで…」

『で、あいつはどこにおるん？熱は？』
正「椅子やとしんどそうやったんで、今ゆかで背中もたれてゆっくりさせてます。熱は測ってないらしくて」

大吾がスタッフさんに事情を話し、体温計をかりて大橋の元へ行く

しんどい事を隠してる時は気が張ってるねんけど、バレてしまうとちょっと力が抜けるというか、そんな感じかな？クタッとしてた

『おい、大橋大丈夫かー？熱測るわ』
大「あ、丈くん…ごめんなさい…」
『今はええよ(ﾋﾟﾋﾟｯ)…38.8！めっちゃあるやんけ！もうあかん、これは帰らなな』

大「でも、、練習…」
『大丈夫、俺はお前と一緒に帰るけど、なにわの分は大吾に任せるから！ええか？』
西「了解です！下の子らにも言うとくんで！はっすん心配せんでええよ、な！」
大「うん…」ｳﾙｳﾙ

正「バンド組はもう練習終わりなんで一緒に付き添いますわー」
『ほんまか？助かるわーありがとうな！』

スタッフさんに声を掛け、俺と正門と大橋は先に帰ることにした