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正門side


はっすんが、俺に相談があると言って、浮かない表情でやってきた、あーどうしたんや、よしよし


聞いてると、何や俺はリーダーやのに頼りない、喋るの上手く行かん、迷惑かけて足手まといになってる…大ちゃんと丈くんがいつも助けてくれてるけど、ほんまはあきれてるんちゃうかとか…


出るわ出るわネガティブ発言、久しぶりやなぁ



肩を落として、すっかりいつもの笑顔もなくなってて、、何をそんな心配することがあるんやろ?だから敢えて強めにはっすんの考えを否定して、自信を取り戻してもらうことにした。



『はっすん?大丈夫やで、誰も迷惑や足手まといやなんて思ってないよ』
『確かに頼りないかもしれんよ?でも、今はっすんにそれ求めてないで?はっすんがおるだけで癒やされて笑顔になる空間になるって言うてるん聞いたことない?』


大「おるだけで?」
『そうやで、恭平も大吾も言ってたし、丈くんも笑い声好きやって言ってたやん』
大「でもそれは前の…」
『とりあえず!色々考えすぎひんの!はっすんが楽しく笑顔でおることが癒やしやねんから』


前に自分で言ってたんやで、色々悩んでも頭悪いから答えに辿り着かんでわーってなるから考えすぎんようにするって。ほら、同じことになってるやん
大「……(コクン)ありがと」


大「丈くんは…俺の事嫌になってないかな?」
『俺は丈くんじゃないから、本人に聞きなさい』
大「えーーーっ」
『いや当たり前やろ!まー、嫌いなんてことはないわな』
大「え、ほんまに?!そうかな…」


いやいや、こっちがほんまに?!なんですけど?あんなニコニコして優しい目ではっすんの事見てるのに嫌いなわけないやん


大丈夫やから!と念を押して帰らせた



丈side



あれ?まだ大橋帰ってきてないやん、どこ行ってんねんやろ?連絡もないし…やっぱ避けてるんかな?


何で避けられてるのか、感情的にならんように気をつけて聞いてみよう…俺に悪いところがあるなら直さんと


どんどん抑えきれなくなっている愛情を感じ取ってしまって気まずいとか言わん…よな?



大「ただいまー!あれ、丈くん今日早かってんね」
『お、おかえりー、先帰ってると思ってたわ』
大「正門にちょっと用事あって会いに行っててーん」
『お、おう、そうか』
(正門か、なんの用やろ?でも根掘り葉掘り聞くの…柄でもないよな)



そして、一息ついてから切り出した



『なぁ大橋?最近よそよそしない?俺なんか悪いことしたかな?』

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作者名:まこと | 作成日時:2019年7月14日 16時

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