若頭と若頭補佐 ページ4
気絶した上鳴くんを叩き起こし、切島くんが立ち上がらせる。
「…ってなわけで、皆は不審者じゃないから。うちが広いから迷っちゃっただけで…」
窃野｢そうか…疑って悪かった｣
窃野が緑谷くん達に軽く頭を下げる。
緑谷くんは慌てて｢頭を上げてください！｣と話す。
「じゃあ、入って」
扉を開ける。
「ようこそ、
〜玄関〜
緑谷｢広っ…｣
麗日｢豪邸やないかい｣ﾌﾗ〜…
飯田｢麗日くん！｣
切島｢すげー…｣
上鳴｢でっけーな…！｣
「さ…上がって上がって」
靴を脱いで上がり、長い廊下を歩き始める。
窃野達は、廻のところへ仕事終了の報告に行くそうだ。
「少し歩くよ、大丈夫？」
緑谷｢あ、うん大丈夫だよ！｣
「……私の家がヤクザの事務所でびっくりした？」
麗日｢え、あ…まぁ……殺されるかと思ったよ…｣
切島｢こてこての人達だ…！｣
すれ違う組員達を見て感動(？)する切島くん。
「彼らは下っ端だよ。“ホンモノ”はもっとヤバい人達。ほら、さっき皆を捕まえた3人がそう」
緑谷、麗日、飯田、切島、上鳴
｢｢｢｢｢｢え｣｣｣｣｣
上鳴｢…いや、つーかよ、なんでヤクザの事務所に住んでんだ？｣
「あぁ、私の兄さんがここの組員なの。それに元の家にいても……親に抑えつけられるから、ここに住んでる」
飯田｢家出してきたのか？｣
「うん。でも…家出半分、兄さんに連れて来られた半分、かな」
小さく笑い、緑谷くん達の方へ振り返る。
緑谷、麗日、飯田、切島、上鳴
(((((かわいい)))))
「あれ、あそこにいるのって…」
前に向きなおしたら、廻と玄野がいた。
「廻、玄野、ただいま」
治崎｢Aか、おかえり｣
玄野｢おかえりなさいお嬢。後ろの奴らは？｣
「友達。期末試験が近いから、勉強会するの」
緑谷｢えっと、この人達は？｣
「この組の若頭と若頭補佐。あ、部屋入って来ないでね」
玄野｢反抗期ですか………｣
うわ、めっちゃ落ち込んでる。マスク越しでもわかるよ…
治崎｢クロノ、我慢しろ。Aももう高校生だ｣
玄野｢時が経つのは早いですねぇ……｣
「いやいや、私がここに来たのそんなに昔じゃないけど」
玄野｢いやー、お嬢が来たときは驚きやしたよ。
あの乱波に妹がいたのにも驚きやしたが、私らヤクザ者を前にしても寝てるんですもん｣
「夜中に無理矢理連れて来た兄さんが悪い｣
昔話を始めた二人はほっといて進もう。
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パピコ - とてもおもしろいです！更新しないのですか？ (2019年8月9日 15時) (
レス) id: ed6b97c7d1 (このIDを非表示/違反報告)
狼牙 - すごく面白いです好きなのでこれからも頑張ってください (2018年7月8日 22時) (レス) id: c6fb35cc96 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ - 朝輝さん» うわあああコメントありがとうございます！応援だなんて…本当に感謝です…！興奮し過ぎたんでちょっと海に沈んできます← (2018年6月10日 21時) (レス) id: 52abfb0910 (このIDを非表示/違反報告)
朝輝 - むちゃくちゃ面白いです！！これからも応援してます！更新頑張ってください(^ ^) (2018年6月9日 18時) (レス) id: dc99bdc381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぐろ | 作成日時：2018年6月6日 10時
