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愉快な仲間たち・東のヒーロー2 ページ6

inm「今日は来週分の食材の買い出しと、

消耗品でなくなりそうなものをAにリストアップしてもらったから、

それを買えばOKかな」


sik「結構な量の荷物になりそうだね」


usm「まぁそのための荷物持ちだろ」


『ライもテツくんもリトも任務終わりなのに付き合ってくれてありがとう。』



ヒーローの任務は決して楽なものばかりではない。

国のみんなの安全、安心を守る仕事。

大なり小なりどんな任務であれ常に気を張るし、気疲れもする



inm「だーかーらー、Aがそんな気を使うことないの!

俺らも使ってる寮なんだし、これくらいは当たり前だから!」


『ライはいつもそう言ってくれるね。ありがとう』



私たちは、事務所に隣接している寮のようなところで共同生活を送っている。

この事務所には、私たち9人の他にもヒーローは在籍しているが、

寮で生活するか否かは任意のため、

今のところ私たち以外に寮で生活している人はいない。



sik「にしてもみんな寮で生活すれば良いのにね。」



それなら事務所に行くのも楽だし、

緊急要請に即座に対応できるし。とぼやくのはテツくんこと佐伯イッテツ。


彼もまた東の国出身のヒーローで、私が愉快な仲間たちと呼んでいる集団のひとり。

普段は普通の大学生をしており、

任務や緊急要請があった時だけ、みんなを守るヒーローに変身する。


彼は少し引っ込み思案で人見知りな部分があるため、

打ち解けるまでだいぶ時間がかかった。


テツくんは初め、同期であるリトと星導とロウくんの後ろに隠れてばかりで、

話すだけでも高難易度だった。

それが今では軽口を叩きあえる仲になったし、

私の顔をしっかり見て話してくれて、最近は目も合わせてくれるようになった。

大進歩である



usm「まぁ自分の家がいい〜って人も一定数いるだろ。

俺らは効率重視した結果こうなっただけで。」



「家族や恋人と暮らしてる人もいるだろうしな」と言葉を続けたリト。




ふと、前を歩くテツくんとリトの顔を見やる。


さっき、休憩室でのライとの会話がフラッシュバックした。




《俺だったら友達に忘れられるのは悲しいし寂しいし、

初めは受け入れられないと思う。





だからロウとかイッテツとかリトはすごいと思う、

またるべと一から関係を築けるのはさ…。》

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さくら - 個人的な意見にはなりますが、苗字呼びの方がナカヨシ!!という感じがして好みです❗作者さまのやりやすいように今後も更新していただければ幸いです。 (2月25日 13時) (レス) @page9 id: 93744aa2ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年1月25日 21時

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