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ｸﾞﾘﾑ「ふなっ！？お、お前いつからそこに！？」
『ひっどーい！私は君が来る前からずーーーーーっと！ここに居たんだけど〜』
声をかけたことで私の存在を認識したグリムは驚き、慌てて警戒態勢をとった。
だけど私からしたら可愛らしい小動物にしか見えないので特に怖くもなんとも無い。
『ま、そのままびちゃびちゃの状態で外に居たら風邪引いちゃうから一緒に中に入る？』
ｸﾞﾘﾑ「.........そうするんだゾ」
少し躊躇った後に警戒態勢を解き、ぼそっと言う。そんな姿が愛くるしくて、実家で飼っていた猫を思い出した。
ふわふわした毛並みと素っ気ない態度、時々猫なで声をあげたと思ったらただただ餌のおねだり。なんだかグリムに似てる気がして、気がついたらグリムを抱き抱えていた。
ｸﾞﾘﾑ「離すんだゾ！！」
『暴れなーい暴れない。濡れた足で中を歩くと足の裏が埃まみれになるよ〜。まだ掃除が行き届いて無いからばっちいんだぞ？』
そう言うとグリムは大人しくなって、静かに腕の中に収まってくれた。なんだか私の知ってるグリムより聞き分けが良くて素直で可愛いんだけど...。
『ユウくーん雨降ってきちゃった〜』
ﾕｳ「え、雨降ってきたの？濡れなかっ.........」
振り向いたユウくんは私の心配をしながら目を顔から下に持っていった瞬間、時間が止まったかのように目を大きく開いたまま停止してしまった。
ｸﾞﾘﾑ「ぎゃっはっは！コウモリが水鉄砲くらったみたいな間抜けな顔してるんだゾ！」
ん〜それを言うなら鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔だと思うんだけど。
...世界が違うからことわざも少し違うのかな？それかグリムがただ単におバカなのかだよね。
ｸﾞﾘﾑ「オレ様の手にかかればもう一度学校に忍び込むことぐらいチョロいチョロい。ちょっと外に放り出したくらいで、オレ様が入学を諦めると思ったら大間違いなんだゾ！」
ﾕｳ「どうしてそんなにこの学校に入りたいの？」
止まってたユウくんが再起動した。
ｸﾞﾘﾑ「単純な話なんだゾ！」
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白凪(プロフ) - さやたんさん» イラストの方から飛んできてくださりありがとうございます！！結構な自己投影(美化)作品となっているため、面白みが感じられないかと思いましたがそう言ってもらえてとても嬉しいです！！亀更新ですが頑張ります！！(ちなみに推しはレオナなのです.....!) (2020年8月7日 7時) (
レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
さやたん - 白凪様の絵を見てたら。こちらの小説があると知って飛んでまいりました。凄い面白いです！！！更新頑張ってくださいー推しって誰ですか？ (2020年8月6日 23時) (レス) id: 3595494de5 (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ゆっくりだけど書いていきます！！ (2020年8月4日 22時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - つ、続きが……気になりすぎる…… (2020年8月4日 22時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白凪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/
作成日時：2020年8月4日 21時
