ep8 ページ9
ホンジュンside
ホンジュン 「おはよう。」
ソンファ 「おはよう、早いね。」
ホンジュン 「なんか落ち着かなくて。夜、大丈夫だった?」
ソンファ 「軽い発作が起きたけど、ヨサンがすぐ対応してくれて、エコーしたけど今の段階では薬でコントロールするしかないかな。」
ホンジュン 「そっか…」
家に帰ってからもAのことが気になってなかなか眠れず、出勤時間よりも早く出勤した。
誰かいるかな、そう思ってナースステーションに行くとソンファが書類やパソコンと向き合っていた。
ソンファ 「そういえば、ちょっと見てもらいたいものがあるんだけどさ。」
ホンジュン 「うん。」
ソンファ 「これなんだけど、」
隣の椅子に座ると、パソコンの画面を見せてくれたソンファ。
そこにはAの昨日の検査結果や過去の検査結果がいくつか映し出されていた。
ソンファ 「こんなに数値安定しててさ、ここ最近も大きな変化なかったのに、急変するのってなんかおかしくない?」
ホンジュン 「でも、発作はいつ起きるか分からないし、発作止めの薬使わなかったらこうなっても変ではないよ。」
ソンファ 「やっぱりそう思うよね…なんか、Aが薬使えなかったって言ってたのが引っかかって。」
ホンジュン 「…何かあったのかな、俺たちの知らない何かが。」
ソンファ 「お母さんはいつも通りだった、て言ってたけど…」
ホンジュン 「Aの中で何かあったのかもね。」
ソンファ 「そうだね…」
その後もAの話や他の患者さんの話をして時間が過ぎていった。
そして、他の患者さんのところに行っていたヨサンとも話をしていると、あっという間に回診の時間を迎えた。
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作者名:@ | 作成日時:2023年10月5日 14時