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ep6 ページ7

ヨサンside



ソンファ 「お母さん、救急の方に来てもらうから迎えに行ってくるね。」



ヨサン 「分かった。」





消灯時間の少し前、Aのお母さんから電話がきて、留守電にメッセージを残していたソンファヒョンが電話を受けた。


そして、特別に面会を許可してこれから来院されることになった。





ヨサン 「お久しぶりです、お母さん。」



母 「ヨサン先生、いつもAがお世話になってます。遅い時間にすみません。」



ヨサン 「いえ、Aちゃんもきっと会いたいと思いますよ。」




お母さんとソンファヒョンが病棟に来て、3人で歩きながらAのことを話しながら部屋に向かった。





ソンファ 「今は薬の影響もあって眠っているのですが、何度か目を覚まして会話をすることが出来ました。」



ヨサン 「まだ安心は出来ませんが、容態も少しずつ落ち着いてきています。」



母 「そうなんですね。」



ソンファ 「今は重症個室にいるので、ガラス越しですが…どうぞ。」



母 「A……ごめんね、頑張ったね…」





ふと、昔も同じようなことがあったのを思い出す。


あの時も、管や機械に囲まれたAの姿を見て名前を呼んでいた。





ソンファ 「明後日には、一般個室に移動出来ると思うので、その時またご連絡しますね。」



母 「良かった…ありがとうございます。ただ、」



ソンファ 「はい。」



母 「その…明日から出張が決まって、しばらく来られなくなっちゃったんですよね。」



ヨサン 「出張、ですか。」



母 「別の人が行く予定だったのですが、行けなくなってしまって…代わりに私が…」



ソンファ 「そうなんですね…Aちゃんは責任を持って、治療して元気にします。」




ヨサン 「常にAちゃんのそばにいるので、安心してくたざい。」




母 「っ、ありがとうございます…そんなに長い期間ではないと思うので…Aをよろしくお願いします。」





その後サン、ミンギとも少し話をして、後ろ髪を引かれながら帰って行ったお母さん。


Aのことを大事に思っているのが痛いほど伝わってきた。

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作者名:@ | 作成日時:2023年10月5日 14時

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