ep48 ページ49
ソンファside
ソンファ ｢おはよう。｣
ウヨン ｢おはようございます。｣
ソンファ ｢Aどんな感じ？｣
サン ｢バイタルも落ち着いて、会話もしっかり出来ました。｣
ソンファ ｢良かった。じゃあ診察行くか。｣
熱と発作が落ち着いたあと、Aから話がしたい、と言われて話し合いをした。
不安に思っていること、分かっていても体が動かないこと、だけど頑張りたい気持ちもあること。
Aの気持ちを教えてもらって少しでもその気持ちに寄り添えるような治療計画を立てて、治療を開始した。
それから少しずつ体調も良くなり退院の日を迎えた。
ソンファ ｢胸の音聴かせてね〜｣
A ｢…｣
ソンファ ｢息止めないよ、痛くないからね〜｣
ウヨン ｢リラックスだよAちゃん。｣
ソンファ ｢…うん、いいよ。ちょっと顔触るよ。｣
A ｢ふふっ、｣
ソンファ ｢ごめんね、手冷たいよね。｣
A ｢こそばゆいの、｣
ソンファ ｢…バイタルも安定してるし、体調は大丈夫だね。｣
A ｢うん。｣
ソンファ ｢今日の午後、退院しよう。｣
A ｢…本当にできるの、？｣
ソンファ ｢うん。もう1回検査結果の話しようか？｣
A ｢聞きたくないです…｣
ソンファ ｢じゃあ午後にまた来るね。荷物とかまとめておくんだよ。｣
A ｢うん。｣
それから午後の外来診療を終えてホンジュン、ヨサンと共にAの部屋に向かった。
ソンファ ｢準備出来た？｣
A ｢うん。｣
ホンジュン ｢忘れ物ない？｣
A ｢ないよ、大丈夫。｣
ヨサン ｢定期的に診察に来て、体調悪くなったらすぐ連絡してね。｣
A ｢分かった。｣
ユノ ｢Aちゃんよく頑張ったね。｣
サン ｢何かあったらすぐ先生に連絡するんだよ。｣
ミンギ ｢無理したらダメだよ!!｣
ウヨン ｢寂しくなったらいつでも来るんだよ。｣
A ｢みんな…ありがとう。｣
ソンファ ｢じゃあ下行くか。｣
ユノ達もお見送りをして、お母さんの待っている外来ロビーに向かった。
最初はどうなるかと思っていたしお互いに不安はあった。
だけど、きっとAなら大丈夫。
そう思いながら笑顔で手を振った。
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作者名：@ | 作成日時：2023年10月5日 14時
