ep45 ページ46
ジョンホside
ジョンホ 「さっきソンファ先生に会ってAちゃん熱が出てるって聞いて。」
ホンジュン 「そうなんだよね、昨日の夜から原因不明の熱があってさ。検査は陰性だったから風邪か気持ち的なものかなって。」
ジョンホ 「そうだったんですね…実は今日Aちゃんのところに行こうと思ってたんです。」
ホンジュン 「それで俺に声掛けてくれたんだ。」
ジョンホ 「はい。急にすみません休憩中なのに。」
ホンジュン 「全然いいよ、むしろありがとうねAのこと気にかけてくれて。」
Aちゃんのことを聞いて心配になっていた。
どうしているのかな、と思っていたらホンジュン先生がいて思わず声をかけてしまった。
ホンジュン先生は嫌な顔せずに話をしてくれた。
ホンジュン 「今日Aのところに来るって言ったけど明日だったよね、服薬指導。」
ジョンホ 「服薬指導は明日なんですけど、初めてなのでこういうことするよ、みたいな説明をしようと思ってました。」
ホンジュン 「もしかしてAのために?」
ジョンホ 「はい…Aちゃん服薬に対する不安がちょっと強いのかなって思って、いきなり薬の説明っていうのもハードル高いので。」
ホンジュン 「いろいろ考えてくれてたんだね。」
ジョンホ 「治療をする上で薬は大事な存在なので、それを少しでもお手伝い出来たらいいなって思ってます。」
ホンジュン 「…ジョンホ先生に服薬指導お願いして良かった。Aのことよろしくね。」
ジョンホ 「はい。」
その後もご飯を食べながらいろいろな話をした。
そして食べ終わってトレーを下げようかなと思っていた時、ホンジュン先生の電話が鳴った。
ホンジュン 「ごめん、ちょっと出るね。」
ジョンホ 「はい。」
ホンジュン 「…はい、ホンジュンです。……うん…えっ、分かった今行く。」
ジョンホ 「どうしたんですか?」
ホンジュン 「Aが発作を起こしたって。ちょっと行くね。」
ジョンホ 「あ、トレー下げておきますよ。早く行ってあげてください。」
ホンジュン 「ありがとう、」
そう言うとホンジュン先生は走り去っていった。
片付けようとテーブルを見ると、ホンジュン先生の名前が書かれた封筒が置きっぱなしになっていた。
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作者名:@ | 作成日時:2023年10月5日 14時