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ep41 ページ42

サンside



サン 「ごめんね、起こしちゃったね。」



A 「だいじょーぶ、」



サン 「ずっと起きてたの?」



A 「うん。」





解熱剤が効いてきて眠れるようになってからも、こまめに様子を見に行っていた。


近くの部屋のナースコールに行った時にAちゃんの部屋を覗くと目が覚めていた。




サン 「起きてるついでにお熱測ってもいい?」



A 「うん、」



サン 「ありがとう〜…じゃあこれ挟んでね。」





pipipi…pipipi…





A 「ん、」



サン 「ありがとう…37.4℃だね、下がったね。」



A 「そうなんだ、」



サン 「薬きいてるんだね。お熱下がって体楽になった?」



A 「…わかんない、」



サン 「わかんないか〜痛いところとか、寒気はしない?」



A 「うん、」



サン 「良かった。辛くなってきたらすぐ教えてね。」



A 「これ…」



サン 「嫌だよね点滴。でもこれなかったらもっとしんどくなっちゃうよ?」



A 「…やだ、」



サン 「そうだよね。これ大事なものだから頑張ろうね。」






点滴をしている左手を見せてきて点滴がイヤアピールをしてきたAちゃん。


薬が効いてきて熱が下がってきたからか点滴をしていることに気づいたようだった。






サン 「眠れそう?」



A 「…」



サン 「Aちゃんが寝るまでここにいるから安心して。」



A 「…ありがと、」





早く良くなりますように、と元気を送るつもりでAちゃんの手をそっと握った。


しばらくするとAちゃんの寝息が聞こえてきて静かに部屋を出た。






ソンファ 「Aのところ行ってたの?」



サン 「はい、近くの部屋のナースコールだったので。目が覚めてたので体温測ったら37.4℃まで下がってました。」



ソンファ 「薬効いてきたんだね、良かった…」

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作者名:@ | 作成日時:2023年10月5日 14時

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