ep40 ページ41
ヨサンside
ヨサン ｢分かった、行くね。｣
ウヨンもサンも休憩に行っていない時Aの部屋からナースコールが鳴った。
ソンファヒョンから熱が上がりきって解熱剤を使う、という連絡だった。
ヨサン ｢おまたせ、様子どう？｣
ソンファ ｢今38.5℃まで上がった。しんどくて起きたり寝たりを繰り返してる。｣
ヨサン ｢38.5℃か…結構上がっちゃったね…｣
ソンファ ｢寝たり起きたり繰り返してるからさ、解熱剤投与して寝た方が楽だと思うんだ。｣
ヨサン ｢うん。その方がいいよ。｣
ソンファ ｢俺、このまま抑えておくからルート確保してもらっていい？｣
ヨサン ｢分かった。｣
この後のことを考えて点滴で投与することにした。
ソンファヒョンがいない反対の左手側にまわってルート確保の準備をする。
手は布団の外に出てるからそのままそーっと掴んで、血管を探した。
A ｢んっ、｣
ソンファ ｢A、お熱しんどいでしょ？お薬使ったら楽になるからちょっとだけ頑張ろうね。｣
ヨサン ｢まだ痛いことしないからね〜手見せてね。｣
どんなに体がしんどくても痛いものや苦手なものは嫌がる。
Aが嫌がることはやるのは心が痛いけど今は必要なものだからやるしかない。
ヨサン ｢ちょっと冷たいよ、｣
A ｢やぁ、｣
ソンファ ｢すぐ終わるからね。｣
ヨサン ｢チクッとするよ…｣
A ｢いたぁい!!｣
ヨサン ｢嫌だね、もう終わったからね〜｣
血管が見えづらかったけど何とか成功した。
ソンファヒョンがなだめてくれている間に外れないように固定して滴下速度を調整した。
ソンファ ｢頑張ったね、これ効いてきたら楽になるからね…｣
A ｢ｸﾞｽｯ…｣
ヨサン ｢よく頑張ったねA。｣
ソンファ ｢薬が効いて少しでも眠れたらいいんだけど…｣
不安になって疲れて体がsosを上げたのかな、なんて思いながらAの頭を撫でた。
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作者名：@ | 作成日時：2023年10月5日 14時
