ep4 ページ5
ユノside
Aちゃんの意識が戻った。
そうホンジュン先生から言われたのは、搬送されてきてしばらく経ち、日が暮れた頃だった。
ホンジュン ｢声掛けにもちゃんと反応してたし、バイタルも安定してる。このまま定期的に様子みてあげて。｣
ユノ ｢はい。｣
ホンジュン ｢それと…何か話そうとしてたから、Aが苦しくなってなかったら聞いてあげて。さっきは焦ってる感じがしたから。｣
ユノ ｢分かりました。｣
ホンジュン ｢じゃあ、そろそろ帰るかな。ソンファ帰って来たし。｣
ソンファ ｢お疲れ〜今戻りました〜｣
ユノ ｢お疲れ様です。｣
ホンジュン ｢お疲れ様。俺帰るね。｣
ソンファ ｢うん、ゆっくり休んで。自分のためにも、Aのそばにいるためにもね。｣
ホンジュン ｢ありがとう。｣
昨日夜勤だったホンジュン先生は、今日も残ると言っていたが、ソンファ先生が休むことも仕事の内、と帰るように言い聞かせた。
そして、早めの夜ご飯に行って戻ってきたソンファ先生と今の話を共有する。
ソンファ ｢分かった、ありがとう。あとで俺もAの様子見てくる。｣
ユノ ｢もう少ししたら夜勤組来るので、また伝えておきますね。｣
ソンファ ｢うん。そういえばお母さんと連絡取れた？｣
ユノ ｢それがまだ繋がらなくて…｣
ソンファ ｢そっか…俺もあとで連絡してみる。｣
Aちゃんはお母さんと2人暮らしで、お母さんは朝から晩まで働いていた。
何度か病院でお会いした時も、職場から電話がきたり、Aちゃんの診察や検査が終わるとすぐに職場に向かっていて忙しそうだった。
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作者名：@ | 作成日時：2023年10月5日 14時
