ep39 ページ40
ソンファside
A ｢やだぁ、｣
ソンファ ｢A大丈夫だよ、胸の音聴くだけ。｣
ヨサン ｢ちょっと手入れるよ。｣
ヨサンと一緒にAの部屋に行くと既に目がうるうるしていて、いつもの診察ですら嫌がってしまうほどだった。
今は熱や寒気以外の自覚症状はないけれどこの後出てくるかもしれない。
A ｢ｸﾞｽｯ、｣
ヨサン ｢A息するのしんどくない？｣
A ｢ｸﾞｽｯ、わかんない、｣
ヨサン ｢わかんない？ちょっと苦しそうな音してるんだけどな…｣
ソンファ ｢んー…さっき吸入はしてるから酸素の準備だけしておくかな。｣
ヨサン ｢うん…そうだね。Aお口あーん出来る？｣
A ｢やっ、｣
ヨサン ｢先生これで口の中見るだけだよ。ぎゅーって押すやつ使わない。｣
A ｢…ぁ、｣
ソンファ ｢お、出来たね。もう少しだけ開けられるかな？｣
A ｢あ、…｣
ヨサン ｢ありがとう、よく頑張りました。｣
解熱剤は熱が上がりきってからの方がいいし、今は毛布を持ってきて寒さを和らげるしかできない。
ソンファ ｢とりあえず…様子見るしかないね。｣
ヨサン ｢熱がどのくらい上がるかだね。｣
ソンファ ｢A、今寒い以外にしんどいところないんだよね？｣
A ｢ｺｸﾝ｣
ソンファ ｢この後ね、お熱が上がるかもしれないからもっとしんどくなるかもしれないの。｣
A ｢やぁ、ｸﾞｽｯ｣
ソンファ ｢しんどくなるの嫌だよね、だけど先生達いるからしんどくなってきたらすぐ呼んで？｣
A ｢ｸﾞｽｯ、｣
ソンファ ｢…俺部屋に残るかな。さっきまであんなに不安になってたからさ。｣
ヨサン ｢分かった。俺はとりあえず戻るけど何かあったらすぐ連絡して。｣
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作者名：@ | 作成日時：2023年10月5日 14時
