ep36 ページ37
ヨサンside
ヨサン 「これは…どういう状況…?」
ウヨン 「いろいろありまして…」
サン 「ソンファ先生から許可はもらってます。」
出勤早々救急の手伝いに行って気づいたら消灯前だった。
誰かいるかな、なんて思いながらナースステーションに行くとAの姿があった。
それも作業をしているサンとウヨンに挟まれて座っていた。
ヨサン 「何があったかとりあえず聞いてもいい?」
ウヨン 「Aちゃんヨサン先生にお話出来る?」
A 「……私が、ウヨンとサンに……連れてきて…もらったの、」
ヨサン 「うん。」
A 「…1人…怖くて、」
ヨサン 「部屋に1人でいるの怖くなっちゃった?」
A 「コクン」
ヨサン 「なんとなく分かったけど、」
A 「ごめん、なさい…」
ヨサン 「Aのことを責めてる訳じゃないよ。どうしてここにAがいるのか気になっただけ。」
この不思議な状況が気になってAに聞くとどんどん俯いていってしまった。
責めているわけでは全くなかったが、きっとAは怒られると思ったのだろう。
ヨサン「体調どう?だるかったり、痛いところとかない?」
A 「コクン」
ヨサン 「背中からでいいからちょっと音聴かせて。」
A 「…」
ヨサン 「…うん、いいよ。ここにいたらちょっと落ち着く?」
A 「コクン」
ヨサン 「じゃあここにいていいよ。」
A 「…いいの、?」
ヨサン 「うん。ソンファ先生には伝えてるんでしょ?」
サン 「はい。」
ヨサン 「消灯時間になったらお部屋に戻るって約束できる?」
A 「…うん、」
ヨサン 「じゃあその時間までね。お部屋戻ってやっぱり不安だなって思ったらその時また教えて?」
A 「うん、」
体調も落ち着いていてソンファ先生も知っている。
そして、サンとウヨンがいるから今はいてもいいことにした。
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作者名:@ | 作成日時:2023年10月5日 14時