検索窓
今日:44 hit、昨日:57 hit、合計:13,644 hit

ep33 ページ34

ウヨンside



ウヨン 「Aちゃん夜ご飯だよ〜」



A 「…」



ウヨン 「Aちゃん?」



A 「あ、ごめん。ありがとう。」



ウヨン 「何かあった?」



A 「ううん、なんでもない。」



ウヨン 「どっか痛かったりしんどかったりする?」



A 「本当に…大丈夫。」



ウヨン 「…何かあったらいつでも呼んでね。」



A 「うん、」



ウヨン 「じゃあ食べ終わる頃にまた来るね。」



A 「うん、」





Aちゃんの部屋に夜ご飯を届けに行くとぼーっとして少し元気のないように見えた。


なんでもない、大丈夫と言っていて気にならない訳がないけど、聞きすぎて追い詰めてしまうのもよくない。






ウヨン 「Aちゃん、今日とか明日なんかあったっけ?」



サン 「特にないと思う…あ、今日服薬指導はあったけど、何かあった?」



ウヨン 「さっき夜ご飯届けに行ったらなんかぼーっとして元気ないように見えてさ。」



サン 「引継の時は何も言ってなかったけどね…」



ウヨン 「先生も何も言ってなかったよね。」



サン 「何も言ってなかったよ。」



ウヨン 「なーんか引っかかるんだよね。」



サン 「俺も後で行ってみるよ。」



ウヨン 「うん。」




サナと話をして、他の患者さんの下膳や食後の薬の確認などをしているとAちゃんからナースコールが鳴った。





ウヨン 「はーい、どうしたかな?」



A 「…」



ウヨン 「Aちゃん?」



A 「っ、…」



ウヨン 「ちょっと待ってて、すぐ行くからね。」




声をかけても返事がない。


だけど微かに泣いているような、そんな音が聞こえた気がした。

ep34→←ep32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
設定タグ:ATEEZ , アチズ , 病院
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:@ | 作成日時:2023年10月5日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。