アチズ病院 (ページ28)

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ep27 ページ28

ヨサンside

ヨサン｢おはようございます。｣

ホンジュン｢おはよ〜｣

ヨサン｢今日外すごい寒い。｣

ホンジュン｢えーそうなの、帰りたいけど寒いなら帰りたくない笑。｣

朝、出勤すると眠そうな顔をしたホンジュニヒョンがいた。

そんなヒョンを横目にロッカールームに入り着替えた。

ホンジュン｢そういえば、カンファの後ソンファと3人でちょっと話ね。｣

ヨサン｢Aのこと？｣

ホンジュン｢うん。昨日ヨサンが言ってたAの謝りたいこと話してくれたってさ。｣

ヨサン｢話してくれたんだ。｣

ホンジュン｢そうみたい。救急行ったりしてて、俺も詳しいことはまだ聞いてないから分からないけど。｣

ヨサン｢分かった。｣

今日のタスクなどを確認しているとカンファの時間になり、カンファが終わってすぐAの話が始まった。

ソンファ｢ここに搬送されてくる前、薬を飲んだ時に苦しくなって、それ以来薬を飲むのが怖くなったって言ってた。…そして先生に言わなきゃって思ってたけど言えなかった、って。｣

ヨサン｢っ、…｣

ホンジュン｢そっか…｣

ソンファ｢で、薬が飲めないってことから治療出来るのか、治るのか不安を感じてる。｣

ホンジュン｢なるほどね…｣

ソンファ｢…正直まだ分からないこともあるし、これは俺の解釈だから間違ってるかもしれない。だけど薬に対する恐怖はだいぶ強いかな。｣

ヨサン｢…結構辛い思いさせちゃってたんだね｣

ソンファヒョンが話したことを聞いただけでもかなり苦しいものだった。

そして、それを実際感じていたAのことを思うと辛かった。