ep24 ページ25
サンside
サン 「ソンファ先生!」
ソンファ 「ど、どうした?」
サン 「Aちゃん何かあったんですか…?」
ソンファ 「あー…うん、ちょっとね。」
ソンファ先生がナースステーションに戻ってきて、すぐに声をかけた。
ソンファ先生は急に声をかけられてびっくりしていたが、Aちゃんのことが気になって仕方なかった。
ソンファ 「Aがさっきいろいろ話してくれてさ。俺もまだ全て聞いた訳じゃないから、あとでまた話すよ。」
サン 「…」
ソンファ 「サナのことは頼りにしてるし、さっき来てくれたことも分かってるから。」
サン 「気づいてたんですか、」
ソンファ 「もちろん。Aの夜ご飯のことでしょ?」
サン 「はい…」
ソンファ 「ありがとうね、今からAとご飯食べてくるから。」
サン 「分かりました、」
ソンファ 「大丈夫、ありがとうね。」
ソンファ先生は俺の肩にポンっと手を置いてから、Aちゃんのご飯を取りに配膳車の方に行った。
ユノ 「今はそっとしておいた方が良さそうだね。」
サン 「そんな感じだったね、」
ユノ 「Aちゃんも元気になってきたことでまた気づいたり、辛くなったりすることがあるんだろうね、きっと。」
サン 「…」
ユノ 「今はソンファ先生いるし、いつ呼ばれてもいいように用意しておこう、ね。」
サン 「…うん」
ユノ 「今は出来ることなくても、この後俺たちに、サナに出来ることがきっとあるよ。」
サン 「…そうだね。」
あんなに苦しそうな顔をしているAちゃんを見るのは初めてで、何も出来ないのがもどかしかった。
だけど、ユノが声をかけてくれたおかげで少し切り替えられた。
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作者名:@ | 作成日時:2023年10月5日 14時